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 バルセロナに対して正式に退団の意思を通達し、その去就が注目を集めるリオネル・メッシバルセロナジョゼップ・マリアバルトメウ会長はメッシとの会談を希望しているようだが、その目的は「メッシを慰留すること」ではないようだ。地元ラジオ局の情報としてスペイン紙『アス』電子版が伝えている。

 バルトメウ会長が望んでいるのは、経済的な側面でメッシ側と合意に達し、この最悪の出来事がこれ以上、泥沼化しないようにすることだという。

 メッシバルセロナの契約では、メッシ側が退団を望んだ場合、一方的に契約を解消できる条項が含まれている。メッシはこの条項を使っての契約解除を望んでいるが、バルセロナ側はその期限が6月10日に切れていると主張。契約解除金は7億ユーロ(約878億円)に設定されており、すでに契約解除可能期間は過ぎているため、この金額を収めなければ契約解消はできない、というのがバルセロナ側の主張だ。

 あらゆる法的手段を使って自由移籍を勝ち取りたいメッシと、これ以上の損失は避けたいバルセロナ。会談はその“落としどころ”を模索するためのもので、移籍を前提にした話し合いを進めることになりそうだ。

 すでにマンチェスター・Cが2年契約でオファーを送る準備を進めていると報じられており、カタールの巨額オイルマネーに支えられるパリ・サンジェルマン、そしてイタリアの法改正によって高額所得の外国籍サッカー選手が税制上、優遇されるというメリットを得たインテルなどがこれに追随していると言われている。

 今のところバルトメウ会長とメッシのすべての会話は中断されているが、バルトメウ会長は問題の解決に向けて動き出したい意向を示しているという。

バルセロナのバルトメウ会長とメッシ [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)