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PSGが劇的な逆転勝利 トゥヘル監督の「プライスレスなリアクション」が話題に

 パリ・サンジェルマンPSG)は現地時間12日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でアタランタと対戦。2-1と勝利し、25年ぶりとなる準決勝進出を決めた。負傷を抱えていたトーマス・トゥヘル監督が決勝弾の際に見せた反応について、海外メディアも「プライスレスなリアクション」と注目している。

 新型コロナウイルスの影響により、今季のCLはベスト8からはポルトガルでの集中開催となった。準々決勝と準決勝は本来のホーム&アウェー方式ではなく一発勝負と、これまでにない異例の形式となっている。イレギュラーな状況で悲願の欧州初制覇に挑むPSGだったが、前半26分にアタランタに先制点を与える厳しい立ち上がりとなった。

 ブラジル代表FWネイマールを中心に怒涛の攻撃を仕掛けるが、アタランタ守備陣の牙城を崩し切れない。敗色濃厚の雰囲気が漂うなか、試合終了間際にドラマが待っていた。左サイドをドリブルで打開したネイマールの横パスをゴール前に走り込んでいたDFマルキーニョスが押し込み同点。さらに、後半アディショナルタイム3分にはFWマキシム・シュポ=モティングがネットを揺らして逆転ゴールを奪った。

 PSGのトゥヘル監督は練習中に骨折し、負傷を抱えたままアタランタ戦に臨んだため、座ったままの指揮となったが、決勝弾の瞬間には渾身の咆哮で歓喜を爆発させていた。英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「劇的な逆転劇でトゥヘルのプライスレスなリアクション」と見出しを打って取り上げている。

 記事では、「トゥヘルにとって、この結末にどれほどの意味があったかよく分かる。ゴールの瞬間、カメラが彼に切り替わった。全感情を雄叫びで轟かせた。彼がそのようなリアクションを見せるのは記憶に残る光景だった」と説明している。PSGにとっては25年ぶりのCLベスト4進出で、沈着冷静なトゥへル監督のリアクションがその重要さを物語っていた。(Football ZONE web編集部)

負傷しながらもベンチの最前列でチームを鼓舞したトーマス・トゥヘル監督【写真:AP】


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