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サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、ユベントスの新監督に急遽就任したアンドレア・ピルロ監督の現役時代の一撃を紹介する。


ブレシアのユースで育ったピルロは、インテルやレッジーナでプレーした後、2001年7月にミランへ移籍。ここで出会ったカルロアンチロッティ監督(現エバートン)によりボランチというポジションを見出されると、ジェンナーロ・ガットゥーゾ(現ナポリ監督)とのコンビネーションミラン黄金期を築いた。

屈指のゲームメーカーとして名をはせると、2011年7月からはユベントスへ完全移籍。ここでもその高い能力を発揮し、その後に加入したニューヨーク・シティFCで2018年1月に現役を引退した。

ピルロは、ゲームメーカーとしての能力だけでなく、プレーキッカーとしても高い精度を誇り、屈指の存在として君臨。そのピルロが、2014年5月18日に行われたセリエA最終節のカリアリ戦のゴールを紹介する。

すでにセリエA優勝を決めていたユベントスホームにカリアリを迎えた一戦。ゴールは8分に生まれる。

ボックスからやや離れた位置でFKを獲得したユベントスボールのそばにはピルロしかいない中、距離がありながらも無回転気味のシュートゴールマウスへ。

ゴール手前で落ちたシュートは、GKマルコシルベストリが触れるも、クロスバーに当たってボールは地面へ。これがシルベストリの背中に当たって、ゴールとなった。

最終的にはシルベストリオウンゴールと記録されたが、ピルロの性格無比なキックでほぼ決着がついていた。

監督キャリアゼロで古巣でありセリエA絶対王者であるユベントスを率いることになったピルロ監督。どのような手腕を見せるのか、新シーズンの開幕が楽しみだ。

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