サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)
サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、バイエルンの元ドイツ代表FWトーマス・ミュラーが決めたハットトリックだ。
今やブンデスリーガ屈指のチャンスメーカーであるミュラーは、今シーズンのブンデスリーガで33試合に出場し8ゴール21アシストを記録。このアシスト数は、ブンデスリーガでのシーズン最多記録となった。
だが、以前はもう少しストライカー寄りの選手でもあり、2018年4月17日に行われたDFBポカール準決勝レバークーゼン戦では、その得点力を発揮し、ハットトリックを達成している。
前半を終え2-1とリードしていたバイエルンは52分に追加点のチャンスを迎える。相手ディフェンスのわずかなスペースに入り込みフリーになっていたミュラーへ向けてMFチアゴ・アルカンタラが的確なパス。これにミュラーが追いついてトラップし、ゴールに流し込み、3-1と突き放す。
バイエルンはさらに1点を加え4-1として迎えた64分、左サイドを崩したDFラフィーニャがボックス深くからマイナスのクロス。これにFWアリエン・ロッベンが合わせるとゴール前に立っていたミュラーに跳ね返り、ゴール。ラッキーな形でバイエルンが5-1と試合を決定付けた。
その後1点を返されるものの、79分に味方のロングボールをミュラーが相手DFの裏へ抜けて受けるとそのままゴール。またしても絶妙のポジショニングが光る。このミュラーのハットトリックで止めを刺した。
(出典 news.nicovideo.jp)
コメント
コメントする