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サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は元イタリア代表FWロベルト・バッジョ氏がユベントス時代に決めたフリーキックだ。


1981年にセリエC1のヴィチェンツァで15歳にしてプロデビューしたバッジョ氏は、1985年フィオレンティーナへと移籍。ケガに悩まされながらも結果を残すと、1990年に当時最高額の150億リラ(約16億5000万円)でユベントスへと移籍した。

ユベントスではキャリアの絶頂期を過ごし、1992-93シーズンユベントスUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝に導くと、FIFA最優秀選手賞バロンドールを同時受賞した。そして、ユベントスリーグ優勝に導いた1994-95シーズンUEFAカップ準決勝、1995年4月19日に行われたドルトムントとの2ndレグでは見事なFKを決めている。

1-1で迎えた31分、ユベントスゴールのほぼ正面の位置でFKのチャンスを獲得すると、キッカーのバッジョが長めの助走から右足を一閃。スピードを保ったまま、ゴール左上へと吸い込まれる絶妙なFKに相手GKも成す術はなかった。

その後は、ミラン、ボローニャ、インテル、ブレシアとイタリアクラブを渡り歩いたバッジョ氏。「偉大なるポニーテール」と称され、今なお“ファンタジスタ”の象徴的な存在となっている。

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