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プレミアリーグ第35節、トッテナムvsアーセナルによる“ノースロンドンダービー”が日本時間7月12日24:30にトッテナムホットスパー・スタジアムでキックオフされる。共に指揮官交代に踏み切った中で臨む今季2度目のダービーは、欧州行きの切符を懸けた重要な一戦だ。

リーグ再開後、2勝1敗2分けと相変わらず波に乗り切れない9位のトッテナム(勝ち点49)。中断期間を通じてモウリーニョ仕込みの守備組織の再構築はある程度進んでいるが、個人に依存する攻撃面の低調さが勝ち点を伸ばせない最大の理由となっている。ゴールレスドローに終わった直近のボーンマス戦では立ち上がりのPKを取ってもらえない不運はあったものの、試合を通じてほぼ決定的な場面を作り出せなかったのも事実だ。

この痛恨のドローによってヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得もかなり厳しい状況。しかし、昨季チャンピオンズリーグ(CL)準優勝チームプライドを懸けて宿敵相手に勝利を収め、来季EL出場への望みを繋ぎたいところだ。

一方、8位のアーセナル(勝ち点50)はリーグ再開を連敗でスタートしたものの、以降は難敵ウォルバーハンプトンを破るなど、3戦連続クリーンシートで3連勝。直近のレスター・シティ戦では途中投入のFWエンケティアの一発退場が響き逃げ切りに失敗したが、トッテナムに比べてポジティブな内容での1-1のドローだった。アルテタ監督の下、若手の台頭など良い流れに乗っていることは間違いないが、ひっ迫するクラブ財政を考えれば、残り試合できっちり結果を残して最低限のノルマである来季EL出場権獲得は必須だ。

なお、昨年9月にポチェッティーノ、エメリという前指揮官の下で戦ったアーセナルホームでのダービーは前後半で主導権が入れ替わる展開となった中、2点差を追いついたホームチームがドローに持ち込んでいる。

トッテナム
【4-3-3】

トッテナム予想スタメン
(C)CWS Brains, LTD.

GK:ロリス
DF:オーリエ、ダビンソン・サンチェス、アルデルヴァイレルト、ベン・デイビス
MF:ムサ・シソコ、ウィンクス、ロ・チェルソ
FW:ルーカス・モウラ、ケイン、ソン・フンミン

負傷者:DFフォイス、タンガンガ、MFデレ・アリ
出場停止者:ダイアー(2/4)

今年3月のノリッジ戦でのサポーターとの衝突で4試合の停止処分を科されたダイアーが引き続き欠場となる。負傷者に関しても前節から大きな変化はなし。

スタメンに関しては過密日程を考慮し、幾つかのターンオーバーが予想されるが、前述のメンバーシステムを予想する。

アーセナル
【3-4-3】

アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains, LTD.

GK:マルティネス
DF:ムスタフィ、ダビド・ルイス、コラシナツ
MF:ベジェリン、ジャカ、セバージョス、ティアニー
FW:ブカヨ・サカ、ラカゼットオーバメヤン

負傷者:GKレノ、DFチャンバースパブロ・マリ、MFエジル、FWマルティネッリ
出場停止者:FWエンケティア(1/3)

レスター戦で一発退場のエンケティアが3試合の停止の1試合目で欠場する。負傷者に関してはここ最近の数試合と大きな変化はない。

スタメンに関してはホールディングやセドリック、ウィロックらの起用の可能性もあるが、レスター戦から中4日と日程面で比較的余裕があることもあり大幅な変更はないとみる。

★注目選手
トッテナム:FWハリー・ケイン

トッテナムの注目プレーヤーは“ダービーキング”の異名を持つエースケインだ。元日に負ったハムストリング断裂の重傷から半年ぶりの復帰となったリーグ再開後は5戦2ゴールと数字上はそこまで悪くはない。ただ、ボールタッチ数、シュート本数の少なさに加え、一対一の局面で相手DFに簡単に捕まるシーンが目立つなど、本来のパフォーマンスとは程遠い状況だ。とりわけ、モウリーニョ体制移行後は戦術上の問題なのか、周囲との関係性の問題なのか、空中戦以外でボールを受ける回数が少なく、リズムに乗り切れていない印象だ。

ここまでネガティブな部分にクローズアップしたが、単純な決定力、ポストワークチャンスメークの質は依然として高水準にあり、周囲がうまくエースを使うことができれば、現状でも決定的な仕事ができるはずだ。さらに、“ダービーキング”はこれまで出場したプレミアリーグノースロンドンダービーで10戦10ゴールと圧倒的な数字を残しており、直近も4戦連発中だ。したがって、トッテナム勝利のカギを握るのは、やはり26歳の大エースだ。

アーセナル:MFダニ・セバージョス

アーセナルの注目プレーヤーリーグ再開後、圧巻の存在感を放つ中盤のコンダクターだ。昨夏、レアル・マドリーからのレンタル移籍で加入した23歳のスペイン代表MFは、シーズン中盤に約2カ月の負傷離脱を経験したこともあり、ここまでの活躍は限定的だった。しかし、同胞指揮官の就任、長期に渡る中断期間を経てリーグが再開されると、献身的な守備、高精度のプレー、最大の特長である創造性と攻守両面でハイパフォーマンスを継続中だ。さらに、先日のFAカップではチームを劇的勝利に導く決勝ゴールを挙げるなど、やや不足していた数字面においても大きな貢献を果たしている。

ここ最近の活躍によってかつてのエジルのように“セバージョスのアーセナル”との声も上がり始めている中、買い取り交渉の行方にも大きな注目が集まるところだが、仮にガナーズ正式加入を希望するのであれば、ダービーチームを勝利に導く活躍が求められるところだ。
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(出典 news.nicovideo.jp)