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リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、残り5試合での更新が期待されるプレミアリーグ最多勝ち点記録を特段意識していないようだ。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。

リバプールは5日、プレミアリーグ第33節のアストン・ビラ戦を2-0で勝利した。

優勝決定後、初のアンフィールド開催となったこの試合では前節マンチェスター・シティ相手の0-4の大敗を引きずるように、やや覇気がないプレーに終始したリバプール

しかし、主力3人を投入した後半半ばからペースを握ると、71分にFWサディオ・マネのゴールで先制に成功。さらに、89分には途中出場のMFカーティス・ジョーンズに嬉しいプレミアリーグゴールが生まれ、王者に相応しい勝負強さで勝ち点3を掴んでいる。

この勝利によってリバプールはアンフィールドでのリーグ戦無敗記録を57試合に更新すると共に、今季の勝ち点を89ポイントに積み上げている。

そして、今後注目を集めるのが、2017-18シーズンにシティが樹立した100ポイントというプレミアリーグ最多勝ち点記録の更新だ。リバプールは残り5試合で4勝(12ポイント)を挙げれば、単独での最多勝ち点記録樹立となる。

同試合後に行われた公式会見では当然、同記録に関する質問が出たものの、ドイツ指揮官は「記録を破るためにスタジアムに来ているわけではない」と、必要以上に記録を意識していない。

「我々はいつでも100%、目の前に試合だけに集中している。したがって、過去の記録を破るといった類のことを考えてスタジアムに来ているわけではない。それは今後も変わらないことだ」

「将来的に記録を破ったとき、あるいは自分たちの記録が途切れたときに、そのことを考え始められる。正直なところ、個人的にそういった数字のことはよく知らない。もちろん、試合前に86ポイントだったのが、今日の試合後に89ポイントになったことはわかっている。ただ、それは大きな問題ではない。何か特別なことを成し遂げられれば最高だ。しかし、我々はそのことばかりに気を取られているわけではない」

「我々のプレーヤーはそのことを意識しているかもしれない。ただ、非常に簡単なことで、記録的な勝ち点を獲得するにはすべての試合に勝つ必要があり、それほど複雑なことだとは思っていない。だから、私が改めて言及することではない」

プレーヤーは知っているが、我々のグループにとって決して必須のことだとは考えていない。勝ち点3を目指して3日ごとにすべてを懸けてプレーしているし、どんなに頑張ってもそれ以上のポイントは得られない」

「試合に勝利した場合、勝ち点3を得られる。それで十分だと考えているし、今日はそういった形でポイントを得られた。我々のプレーヤーは非常に難しい試合で勝ち点3を得るために本当によく戦ってくれている。今日も非常に難しい試合だった。アストン・ビラはうまくプレーしていたからね」

なお、記録更新を意識しないと語ったクロップ監督だが、残り5試合の対戦相手にはアーセナルチェルシーという難敵も控えており、本気で記録達成を狙う場合は、これまど同様のハードワークが求められるところだ。

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