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PKによる得点でビルバオを下し、リーグ再開後7連勝を達成

 レアル・マドリードは現地時間5日に開催されたラ・リーガ第34節アスレティック・ビルバオ戦で、手堅い相手の防壁に苦慮しながらも1-0の勝利を挙げ、リーガ再開後の連勝を「7」に伸ばした。この試合での決勝ゴールはVAR(ビデオアシスタント・レフェリー)介入によるスペイン代表DFセルヒオ・ラモスのPKだったが、ジネディーヌ・ジダン監督は会見で“有利な判定”について問われることにうんざりしているようだ。

 試合はスペイン代表MFマルコ・アセンシオやブラジル代表FWロドリゴらが先発するなかで、難敵ビルバオに対して後半途中までスコアが動かない展開が続く。そのなかで生まれたのが同24分のシーンだった。ドイツ代表MFトニ・クロースのパスに反応したブラジル代表DFマルセロとビルバオMFダニ・ガルシアがもつれ合ったところでVARが介入。ここでダニ・ガルシアがマルセロの足を踏んでいたとしてPK判定が下った。

 このチャンスキッカーを務めたのはキャプテンラモス。“PK職人”らしい冷静なシュートゴールネットを揺らし、DFながら今季ゴール数を二桁に乗せる先制点をゲットした。レアルはこの虎の子の1点を守り切り、手堅く勝ち点3をものにしている。その直後に行なわれた2位バルセロナも勝利を収めたため勝ち点差は「4」で変わらないが、優勝へ優位な状況は変わらない。

 しかし、そんななかでも騒がれがちになってしまうのは判定についてだ。スペイン紙「マルカ」はジダン監督が会見でこのように触れていたとしている。

「判定のおかげで勝利した、と聞かされるのはうんざりだ。(判定についての言及は)変わることはないのだろうけど、選手たちは尊敬に値する。我々の目標に対して、誰も心が折れるつもりはない」

 かねてより、レアルが有利な判定を受けているという声は、特にバルサ側から上がることが多い。ただシーズン再開後のレアルスコアに値する内容で勝利しており、ジダン監督は納得できない心情をのぞかせつつ、雑音には動じない姿勢を打ち出している。
Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードのジダン監督【写真:Getty Images】


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