バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシはサッカー界史上最高の選手との呼び声高く、それを裏付ける前人未到の記録をいくつも保持している。英メディア「Sportskeeda」は「メッシがGOAT(Greatest Of All Time=史上最高の意)であることを証明する5つのスタッツ」と題し特集している。
メッシといえばデビュー当時はサイドからドリブルで仕掛けるアタッカーというイメージが強かったが、キャリアを重ねるうちにプレースタイルが変化し、ドリブラーとしてはもちろん、ゴールゲッターとしてもチャンスメーカーとしても超一流のパフォーマンスを披露している。また、今や世界有数のプレースキッカーでもある。
あらゆる技術を集結させたプレーによって、いくつもの記録を塗り替えてきたメッシ。記事ではその中でも象徴的な記録が5つ紹介され、同選手が“GOAT”たり得る理由が明かされている。
1つ目は直近10シーズン、リーガ・エスパニョーラで常に25得点以上を決めているというもの。記事では「欧州トップ5リーグではほとんどのストライカーが20得点を決めるのに苦労している。稀に優秀なフィニッシャーがリーグ戦で25得点を決めるが、リオネル・メッシは10年間一貫してこのハードルを超えてきた」と、その偉大さが強調されている。
メッシは2009-10シーズンにリーガで34得点を決めて当時のキャリアハイを更新し、そこから10年間25得点以上を継続。さらにそのうち8シーズンは30得点超えとなっている。今季もここまで22試合19得点をマークしており、記録更新の可能性も十分に残っている。
2つ目はリーガで途中出場から22得点というもの。今では特別な理由がない限りはメッシがスタメンを外れる状況は考えにくいが、実は交代出場からもゴールを量産している。キャリアを通じて途中出場時の得点数は「34」に及ぶが、そのうちリーガでの得点は「22」で21世紀に限れば最多記録だという。短い出場時間でも確実に結果を残している証明と言えるだろう。
3つ目はクラブ、代表を合わせて直接FKから通算52得点というもの。その左足から放たれるキックは正確無比で、セットプレーからもゴールを量産している。直接FKのゴールの内訳はバルセロナで46得点、アルゼンチン代表で6得点となっている。年齢を重ねるとともに得点バリエーションを増やしている印象だ。
ゴール数とアシスト数を合わせた得点関与数は史上初の「1000」に到達
4つ目は得点関与数だ。今年2月に行われたリーガ第25節のエイバル戦(5-0)でメッシは1試合4得点を達成。これによりメッシはゴール数とアシスト数を合わせた得点関与数が「1000」に到達した史上初の選手になったと言われている。得点だけでなく、アシスト能力も高いメッシにしかたどり着けていない領域だ。
そしてラストの5つ目が、バルセロナでキャリア通算41度のハットトリックというものだ。今から約13年前の2007年3月にレアル・マドリードとのエル・クラシコでプロ初ハットトリックを決めてから、年間3回以上のペースでハットトリックを記録している。
複数得点だけでも難しいはずだが、メッシにとってはそれほど珍しい記録ではなくなっている。なお、代表チームも含めるとメッシはキャリア通算54回のハットトリックを達成している。現在32歳のメッシは、その回数をどこまで増やしていくのだろうか。(Football ZONE web編集部)
(出典 news.nicovideo.jp)
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