(出典 the-ans.info)



バルサ下部組織「ラ・マシア」で育つも、宿敵レアル2019年夏に契約

 マジョルカは現地時間13日、リーグ再開初戦で本拠地に首位バルセロナを迎え撃つ。日本代表MF久保建英にとっては“古巣”との対決になるが、バルサ贔屓紙が「クボ、白の将来を担う“メイド・イン・ラ・マシア”の製品」と注目している。

 バルセロナの下部組織「ラ・マシア」出身の久保は、2015年3月に帰国してFC東京の下部組織に所属。16年にJ3リーグでJ史上最年少記録を更新し、翌年11月にはFC東京トップチームとプロ契約を結んだ。

 2019年夏にFC東京から名門レアル・マドリードへ完全移籍し、シーズン開幕直後にマジョルカへの1年間のレンタル移籍が決定。昨年11月10日リーガ・エスパニョーラ第13節ビジャレアル戦(3-1)でスペインゴールを挙げると、一度はベンチスタートに降格するも再びスタメンの座をつかみ、リーグ戦24試合で3得点2アシストを挙げている。

 新型コロナウイルスの影響で中断していたシーズンの再開初戦は本拠地バルセロナ戦。古巣と2度目の対戦となる。バルセロナ贔屓で知られるスペイン紙「スポルト」は、「クボ、白の将来を担う“メイド・イン・ラ・マシア”の製品」と出して特集している。

「タケフサ・クボの勇気は証明されている。バルセロナからマドリードへ移るのを踏み切る人間はほとんどいない。それは昨夏のマーケットで間違いなく最も物議を醸した移籍だった。バルサはクボのことを欲しがっていたが、その額は永遠のライバルが出したものではなかった。レアル・マドリードはラ・マシアで成長してきた偉大な日本の有望株を獲得した。(バルサにとっての)地元製品はリスクのある選択肢を選んだ。クラブブランコが抱える攻撃陣の顔ぶれを見ればそれはなおさらということになる」

「今後もバルサ、ラ・マシアからの許しを得ることは難しいだろう」

 記事では、バルセロナの好敵手レアルへ移籍した経緯を、現在のマジョルカでの活躍について紹介。レアルソシエダやベティスなどからレンタルのオファーが届いていることを、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールと「似通っている」としつつ、バルセロナとの前回対戦と現在の状況について触れている。

「カンプ・ノウは(レアル移籍を)許さず、リーガ前半戦での対戦でクボがバルサ本拠地のピッチを踏んだ時にその意思を知らしめた。クボが間近で知ることになった抗議の口笛は、あるいは彼のファンになっていたかもしれない人々からのものだった。リーガ中断と19歳の誕生日6月4日)を迎えたあと、バルサは再び土曜に改めて日本人の行く手を遮る。その将来はコンチャ・エスピーナ(レアル)ではないようで、新たなレンタル移籍を探している。ベティスがその新天地に最も近いところにいると見られる。自身の価値を示し、マジョルカを残留に導くためにこのシーズン終盤がある。ただ、今後もバルサ、そしてラ・マシアからの許しを得ることは難しいだろう」

 晴らして、久保はバルセロナとの2度目の対戦でどんなプレーを見せるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

現在マジョルカにレンタル中の久保について、バルサ贔屓紙が禁断の移籍を回顧【写真:Yukihito Taguchi】


(出典 news.nicovideo.jp)