(出典 www.football-zone.net)



コンテ監督は“エリクセン向け”に3-4-1-2システムの導入を視野か

 イタリア1部セリエAは、6月20日リーグ戦が再開する。優勝を争うインテルについてイタリアサッカー専門メディアカルチョメルカート・コム」は、「エリクセン、君の出番だ」と冬の移籍市場で加入したプレーメーカーをキーマンに指名した。

 デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンは今季限りでプレミアリーグトッテナムとの契約が満了し、“ゼロ円移籍”でどのクラブにも移籍できるようになる見込みだった。しかし、冬の移籍市場でインテルが移籍金を支払って前倒しで獲得。ただ、しばらくはインテルシステムセリエAへの順応に苦しんでいるという評価だった。

 一方記事では、インテルを率いるアントニオ・コンテ監督は「原理主義者ではない」として、柔軟性があるタイプだと言及。そして、過去に率いたユベントスでは元イタリア代表MFアンドレア・ピルロチェルシーでは元スペイン代表MFセスク・ファブレガスチームに組み込むため、システムを変更した実績があると指摘した。

 ユベントスの前にイタリアのシエナで指揮を執っていたコンテ監督は、4-2-4システムの超攻撃的なサッカーで名を馳せたが、ユベントス入りすると3バックと4バックを併用しながら、ピルロアンカーに据える形で機能性を高めた。また、チェルシーでは3-4-3システムの導入により調整を行った。

 そして、この実績からもエリクセンをチームで機能させるために3-4-1-2システムの導入が予想されている。これにより、「MFが1人減り、相手のライン間で動く選手が1人追加される。しかし、全体の哲学に変化はない」と指摘。そして、「ピルロセスクもエリクセンもコンテは機能させられる。それは、彼ら3人がいずれもクオリティーの高い選手だからだ」と説明した。

 特集は、「エリクセン、君の出番だ」と締めくくられている。ユベントスより1試合消化が少ないインテルは、勝ち点9差を追いかける3位でリーグを再開。2位ラツィオを含めた三つ巴の際どい争いに持ち込むためにも、エリクセンの本領発揮は必要になるはずだ。(Football ZONE web編集部)

インテルで活躍が期待されるFWエリクセン【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)