(出典 www.theworldmagazine.jp)



14年から16年まで指揮を執ったファン・ハール氏が過去の補強戦略に言及

 オランダ指揮官ルイス・ファン・ハール氏が2014年から16年まで指揮を執ったマンチェスター・ユナイテッドの補強戦略に苦言を呈している。2シーズンで約350億円超の大型補強を敢行したが、自身が希望した選手の獲得は叶わなかったと明かしている。

 アヤックスバルセロナオランダ代表など多くのクラブや代表チームを歴任してきた名将ファン・ハール氏。ブラジルワールドカップ終了後の2014年には自身初となるイングランドで、マンチェスター・ユナイテッド指揮官に就任した。

 タイトル奪還を目指していた“赤い悪魔”はファン・ハール氏の就任から2年間をかけて、大型補強を実施した。

 2014-15シーズン夏には当時のクラブ史上最高額となる5970万ポンド(約79億円)でアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア(現パリ・サンジェルマン)を獲得したのをはじめ、イングランド代表DFルークショーコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ(現モナコ)を獲得。翌15-16シーズンオランダ代表FWメンフィス・デパイ(現リヨン)、フランス代表FWアンソニー・マルシャル、元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガー(引退)などを大量に新戦力を加えた。

 この2シーズンでの補強に投じた金額は計2億6700万ポンド(約354億円)とも伝えられている。しかし、ファン・ハール氏はオランダメディア「Voetbal International」で、当時お目当ての補強が実現することはなかったとして、ユナイテッドの補強戦略に苦言を呈した。

マンチェスター・ユナイテッドにはチャンピオンズリーグになるためのクオリティーがなく、30歳以上の選手が10人、35歳以上の選手が5人という時代遅れのチームだった。だから私は若返りのためにどの選手を連れてくるべきかをクラブに伝えた。だが、そのうちの一人も連れてくることはなかった」

 ファン・ハール氏はさらに「6億ポンド(約800億円)の売上があっても、必要な選手を買うことができない。買うべきはナンバーワンの選手で、ナンバー7ではない」と語り、優先順位の低い選手の獲得が優先されていたことに不満を示していた。

 オランダ指揮官の下で2シーズンを戦ったユナイテッドプレミアリーグ優勝には手が届かなかったものの、15-16シーズンにFAカップを制した。ファン・ハール氏は「いくつかの失望があったなかでもマンチェスター・ユナイテッドはFAカップを制した。私のキャリアの中でも最も偉大な功績だ」と付け加えている。

 多くの批判があったファン・ハール政権下でのユナイテッドだが、チーム作りに関してクラブ指揮官の足並みが揃っていなかったことが一つの原因となっていたようだ。(Football ZONE web編集部)

ユナイテッド時代のルイス・ファン・ハール監督【写真:Getty Images】


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