バルセロナからバイエルンにレンタル移籍しているブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョについて、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは買い取りオプションを行使せず、権利行使の有効期限が切れたことを明らかにしているが、スペインメディア『TRIBUNA』は、バルセロナやレアル・マドリードからバイエルンへの期限付き移籍を「悪手」だと断言した。
最近の例として『TRIBUNA』が取り上げたのは、レアル・マドリードからバイエルンにレンタル移籍したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス。2017年夏から2シーズンにわたってバイエルンにレンタルされ、公式戦67試合出場15ゴール20アシストの成績を残した。
ハメス・ロドリゲスには4200万ユーロ(約50億円)での買い取りオプションもつけられていたが、バイエルン側は権利を行使せず。2019年夏にレアル・マドリードに復帰したハメス・ロドリゲスは移籍前と同様にベンチ生活が続いており、今夏の退団が確実視されている。
レアル・マドリードは2020年1月、スペイン代表DFアルバロ・オドリオソラをバイエルンにレンタル移籍させた。買い取りオプションは付帯されなかったものの、バイエルンでの成長を期しての移籍だったはずだが、オドリオソラはわずかな出場機会しか得られず、シーズン終了後の復帰は確実。しかしレアル・マドリードにも居場所はなく、ハメス・ロドリゲスと同様、放出される可能性が高いとされる。
ハメス・ロドリゲス、コウチーニョ、オドリオソラとも、バイエルンへのレンタル移籍がそれぞれのキャリアアップにつながっていない、というのが『TRIBUNA』の見解だ。バイエルンにはバルセロナやレアル・マドリードと同程度のハイレベルな選手がそろっており、チーム内の競争が激しいため、レンタル移籍が選手のためになっていないという。
(出典 news.nicovideo.jp)
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