ドルトムントに所属するドイツ代表MFエムレ・ジャンが、イングランド代表MFジェイドン・サンチョに対してマンチェスター・ユナイテッド移籍を固辞することを促している。ドイツ『シュポルト・ビルト』が伝えている。
若干19歳ながらもブンデスリーガとチャンピオンズリーグ(CL)の舞台で眩い輝きを放つサンチョ。パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペやドルトムントの同僚、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドらと共に今後のフットボール界をけん引することが期待されている。
その超逸材に関しては今夏の移籍市場の目玉の1人と見られており、とりわけコロナ禍においても財政面に比較的余裕があるユナイテッド移籍の可能性が盛んに取り沙汰されている。
しかし、かつてリバプールに在籍経験があり、今冬の移籍市場でユベントスからドイツに帰還したジャンは、ドルトムントとユナイテッドのスポーツ面における競争力を理由に、“ステップダウン”となる移籍に反対している。
「個人的にはマンチェスター・ユナイテッドをドルトムントより上に置く理由がない」
「仮に、そういう見方をするとすれば、それはスポーツ面ではなく知名度の部分だよ。だから、僕はチームに残るように言い続けているよ。ずっと一緒にプレーしようってね」
なお、ドルトムントはすでに今季は敗退が決定したものの、ここ数年CLを主戦場としており、ブンデスリーガでもドイツの盟主バイエルンとの優勝争いを繰り広げている。対してユナイテッドはヨーロッパリーグ(EL)が主戦場となり、今シーズンのプレミアリーグでもCL出場圏外の5位に甘んじており、ジャンの指摘はある意味正しい。
また、これまでのキャリアを通じて多くの名手と共演してきたジャンだが、ここまでの短い共演期間を通じて、サンチョにとてつもない可能性を見いだしている。
「ジェイドンは多くのプレーヤーが持ち合わせていない卓越した才能があるんだ。僕はそのことにすぐに気が付いたよ。だから、彼の存在は僕たちにとって非常に重要なんだ」
(出典 news.nicovideo.jp)
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