兵役中のソン・フンミン 写真提供: Gettyimages

 トッテナム・ホットスパーに所属する韓国代表FWソン・フンミンは3週間の軍事訓練を終了した後、無事ロンドンに戻ったようだ。16日、英紙『テレグラフ』が伝えている。

 ソン・フンミンは新型コロナウイルス感染拡大の影響によるプレミアリーグの中断を受けて、3月末に韓国へと帰国している。当初同選手は骨折した腕のリハビリを行う予定であったが、経過が良好だったことを受け急遽、兵役活動への参加が決定した模様だ。ソン・フンミンは2018年の第18回アジア競技大会でオーバーエイジとして出場して金メダルを獲得。これにより、予定されていた兵役期間が21ヶ月から3週間へと大幅に短縮されている。

 報道によるとソン・フンミンは16日時点でロンドンにはすでに戻ってきており、新型コロナウイルス陽性である場合を除いてはイギリス政府が定めた規定に従って自己隔離はする必要がないとのこと。また、同選手は早くも来週から行われるトッテナムトレーニンググラウンドでの練習にも参加する予定だ。

 また、同紙はイギリスで活動する韓国人ジャーナリスト、サンモウ・イ(Sungmo Lee)氏の兵役に関するこんなコメントも紹介している。

「私はかつて韓国の部隊に2年間服役した経験がある。各部隊にはそれぞれ50〜60人の隊員が居て、訓練、食事など基本的な時間は彼らと一緒に過ごしてきた。私達はグループに分けられひと部屋に15人で寝泊りし、そこにシングルベットは勿論なかったよ」

「部隊に個人的な私生活はなく、また大スターであるからと言って特別に扱われる事もありません。韓国の兵役は99%の韓国人男性が人生で経験するものだから、恐らくソン・フンミンもこれ(特別扱いされない事)についてすでに知っていたであろう」

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(出典 news.nicovideo.jp)