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新型コロナで状況が変わるなか、レアルの育成力に英紙が注目

 スペインの名門レアル・マドリードの「ラ・ファブリカ」(工場)と呼ばれる下部組織は様々なトッププレーヤーを輩出しているなか、英紙「デイリーメール」は新型コロナウイルスの影響を受けて育成の重要性が増していると伝え、レアルのフベニールC(U-17相当)に所属する16歳のMF中井卓大に注目を寄せている。

 記事では「レアルの財政状態が比較的良好なのは、自前で育てた選手を売却しているおかげだ」と育成システムに言及。その一方、世界中で蔓延する新型コロナウイルスにより状況が一変すると指摘している。

新型コロナウイルスで活動停止後、ラ・リーガの全クラブにとって新たな財務状況が見え始めたなか、クラブのユースシステムは財務的に大きな重要性を持つ。今後10年間、クラブは稼ぐどころか、節約することになるかもしれない」

 そのなかでレアルの育成力に注目した英紙「デイリーメール」は「ユースシステムでの若い才能の発掘は、引き続き重要になる」と言及。レアルは争奪戦を制して“ブラジルの至宝MF”を獲得し、「1月には、U-23ブラジル代表のヘイニエルがマドリードに到着した」と続けた。また、レアルからマジョルカに期限付き移籍している日本代表MF久保建英にも触れている。

「そして、ヘイニエルを発掘したのは、スカウト部長のジュニ・カラファットだった。高い評価を得ている才能判定人は、近年ではロドリゴ、ヴィニシウス・ジュニオール、ウーデゴール久保建英、フェデリコ・バルベルデらの獲得にも貢献した」

 その一方、レアルの下部組織で研鑽を積むヤングタレントも紹介。「ミゲル・グティエレスは19歳以下のキャプテンであり、トップクラスの左サイドバックになる可能性を秘めている。17歳以下では、“ピピ”としても知られる中井卓大が、多くの興奮を引き起こしている。日本から来たこのMFも注目すべき選手の1人だ」と記し、順調にカテゴリーを駆け上がる中井に関心を寄せている。

 将来を嘱望される1人として登場した中井だが、近い将来、トップチームプレーする姿が見られるだろうか。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードのフベニールCでプレーするMF中井卓大【写真:松岡健三郎】


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