リバプールのベルギー代表FWディヴォク・オリジが2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝バルセロナとの2ndレグの記憶を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。
どこか掴みどころがない性格からリバプールファンの間で「カルト・ヒーロー」として愛されているオリジ。その立ち位置をさらに確立させたのが、昨シーズンのCL準決勝バルセロナ戦の2ndレグだ。
1stレグで3-0の大敗を喫していたリバプールは決勝進出のためには4点差以上での勝利が絶対条件という厳しい状況に置かれていた。
クラブ公式インタビューでこのバルセロナ戦について振り返ったオリジは、この試合で自らが決めた2得点についてコメント。チームに勢いをもたらした試合開始7分での先制点を決めた時には、喜びを感じつつも前に進み続けることに集中していたと語った。
「(ゴールを決めた後)ただ『このまま進み続けなくては』と感じたよ」
「あのゴールは僕たちにチャンスを与えたし、早い段階で一点が取れて嬉しかった。でも、まだ逆転までの道のりは長かったし、僕の雰囲気からも分かったと思うけど、このまま進み続けてゴールを決め続けなくてはという感じだったよ」
また、決勝点となったコーナーキックからの4点目についても言及。特に決勝点となった4点目は、CKの際に、DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの機転をきかせたクイックリスタートにオリジが合わせ、バルセロナの不意を突く形でのゴールであった。オリジは、このプレーは偶然ではなく、アレクサンダー=アーノルドと意思疎通をとった上でのプレーだと語った。
「(ボールがボックスに入ってくるのが)見えていたよ。(コーナーになった時)ピッチにボールがあったからボールボーイにすぐボールを返した。その後僕は歩いてボックス内に戻ったけど、他の選手が揃うのに時間がかかっていた。だから僕は誰がコーナーを蹴るのか不意に見たんだ。それによってポジショニングが変わるからね」
「その時、トレントがこっちを見ていて目が合った。何かを仕掛けようとしているのが直感的に分かったよ」
「だから彼があのクロスを入れた時、ボールを蹴る前にゴールの状況を確認できた。その時(ジェラール・)ピケと(マルク=アンドレ・)テア・シュテーゲンが真ん中に寄っていて左が空いているのが見えた」
「難しいシュートだったから(入って)嬉しかったよ!ゴールが決まった時、あまりにも一瞬だったから、自分でも大事な瞬間だったことに気付くのに少し時間がかかったよ」
オリジの2得点などで見事4-0と試合をひっくり返し、大逆転で決勝進出。その後、トッテナムを決勝で下し、見事にCL王者に輝いていた。
(出典 news.nicovideo.jp)
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