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今季はバイエルンへ期限付き移籍中

 バルセロナからバイエルン・ミュンヘンへ期限付き移籍中のブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは今夏にプレミアリーグへ移籍すると報道が過熱しているが、ここにきてバルセロナ残留の可能性が高まっているようだ。新型コロナウイルスの感染拡大で移籍マーケットが複雑な状態に陥るなかでの“サプライズ”案が浮上しているとスペイン紙「スポルト」が報じた。

 コウチーニョは2018年1月にバルセロナに加入するも、チームスタイルフィットし切ることができず、昨夏にバイエルンへの移籍を決断。今季はブンデスリーガで22試合8得点6アシストを記録するなどインパクトを残すが、バイエルンは買取オプションを行使しない方針だと伝えられている。

 所属元のバルセロナも今夏の移籍マーケットでコウチーニョを放出に動く見込みで、すでにチェルシーなどプレミアリーグクラブへの移籍が再三報じられていた。

 しかし、新型コロナウイルスパンデミックサッカー界は経済的に大きな打撃を受けており、選手の市場価値も急落。夏の移籍マーケットでは例年のように活発な動きはないと考えられている。そうした状況でバルサの首脳陣もコウチーニョの処遇について再考を強いられている。

 記事では「マーケットは非常に複雑な状況」にあると指摘され、バルサに起こりうるサプライズとしてコウチーニョの残留が挙げられている。「バルサはこのブラジル人が残留し、次の計画の一部となる可能性を除外していない」と記されており、残留の可能性は以前よりも高まっているようだ。また、キケ・セティエン監督もコウチーニョを評価し、チームの貴重な戦力になると考えているという。

 バルセロナはコウチーニョの移籍金を9000万ユーロ(約104億円)と定め、今度はローンでの放出は望んでいないという。これだけ高額の移籍に買い手がつくかは微妙な状況だけに、コウチーニョは再びバルセロナレギュラーポジションを争う可能性は高まりつつあるだろう。(Football ZONE web編集部)

去就が定まっていないバイエルンMFコウチーニョ【写真:Getty Images】


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