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ファーガソン氏、C・ロナウドバルサに移籍させようとした過去を海外報道

 マンチェスター・ユナイテッドの元指揮官アレックス・ファーガソン氏が、2009年ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドユベントス)をバルセロナに移籍させようとしていたとスペイン紙「AS」が報じた。

 2003年からユナイテッドプレーし、バロンドール受賞も果たしたロナウド2009年レアルへと移籍。移籍金は当時の史上最高額記録を更新する8000万ポンド(約108億円)だった。しかし、当時ユナイテッドで指揮していたファーガソン氏は、ロナウドレアルの宿敵であるバルセロナへ移籍させようとしていたようだ。

 ロナウドはかねてからスペイン行きを公言。レアルロナウド獲得への関心を示し、メディアでもその動きが報じられていた。2007年1月にラモンカルデロン氏が会長になった当時から代理人のジョルジュ・メンデス氏とレアルのホセ・アンヘル・サンチェス氏は接触していたという。

 ASによれば、ロナウドがすでにユナイテッドからの移籍を望み、「ファーガソンロナウドを残留するように説得はできなかった」と移籍が規定路線となっていたという。そのなかで「ファーガソンバルセロナコンタクトを取り、オファーを出すように勧めた」と指摘し、レアルではなくバルセロナ移籍を推し進めていたようだ。

 最終的にロナウドは自身の希望であったレアル行きを決断したため、バルセロナへの加入は実現しなかった。

 英紙「デイリーメール」もこのニュースを取り上げている。同紙は「ロナウドメッシズラタン・イブラヒモビッチティエリ・アンリらと夢の攻撃陣に加わる可能性があった」とし、ロナウドの含めた豪華カルテットが実現していた可能性もあったことを紹介している。当時のバルセロナには、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)や同MFシャビ・エルナンデス(現アル・サッド監督)らも在籍していた。

 09年夏にレアルに加入したロナウドはそこから9シーズンに渡ってプレーし、クラブ記録を更新する通算450得点(438試合)を記録した。その後、18年夏にユベントスに加入。バルセロナ移籍は実現しなかったものの、サッカー界の歴史にその名を深く刻みこんでいる。(Football ZONE web編集部)

レアル加入時(2009年)のクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】


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