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レアルより勝ち点2多い状況もシーズン打ち切りに否定的「王者になった気分はしない」

 リーガ・エスパニョーラスペインにおける新型コロナウイルスの感染拡大によって、社会全体がストップしているために無期限の延期となっている。その状況に気が気でないのは、今季途中からバルセロナの監督に就任したキケ・セティエン監督のようだ。スペイン紙「AS」などによると、地元バルセロナテレビ局「TV3」で「プレーしてチャンピオンになりたい」と語ったという。

 バルサは今季開幕をエルネスト・バルベルデ前監督体制で迎えたが、年明けにサウジアラビアで行われたスペインスーパーカップでの敗戦を契機に解任。勝負の終盤戦を迎えようとしている中でセティエン監督が招聘された。ポゼッション重視のセティエン監督はチーム構築しつつ結果を出していくというミッションを求められるなか、3月に入ってチームの活動停止など、指導者としてできることが止まってしまった。

「選手たちに私自身を急き立てていること、そして失うような時間はないこと、そしてラ・リーガUEFAチャンピオンズリーグに勝利したいことを伝えている。私は1年半、そして条件付きの期間延長でサインした。それを満たして更新したいと思っている」

 このように意気込むセティエン監督だが、やはり試合をやってこそのリーグタイトルと捉えている。リーグが再開しないままシーズンが終了した場合、現時点ではバルサは2位レアル・マドリードと勝ち点差2の首位だが、その戴冠は臨んでいないようだ。

「私が望むのは、試合をプレーしてチャンピオンになること。それは明白だ。(リーガがこの順位で完了するのは)価値があるかどうか判別しかねる。勝ち点2多いとしても、チャンピオンになった気分はしない」

 全試合を戦いきったうえでリーガ3連覇を手にしたい――。スペインでの状況は深刻なままだが、指揮官ピッチで勝負できる日を待ち望むしかないと考えているようだ。(Football ZONE web編集部)

今シーズンの途中からバルセロナの指揮を執るキケ・セティエン監督【写真:Getty Images】


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