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 チェルシーを率いるフランク・ランパード監督が自身のビジョンについて語った。イギリスメディアスカイスポーツ』が伝えている。

 チェルシーは昨夏、エースベルギー代表MFエデン・アザールレアル・マドリードに移籍と補強禁止処分により、戦力ダウンは必至と見られていた。しかしランパード監督は若手を登用し、ベテランとの融合により見事に再出発を果たし中断前最後の順位では4位につけている。

 今シーズンリヴァプールリーグを独走。昨シーズンマンチェスター・Cリーグカップ、FAカップとあわせて国内3冠を達成した。しかしランパード監督は、クラブの行く道を「リヴァプールマンチェスター・Cのマネではなく独自の方法」で行くと話している。

リヴァプールマンチェスター・Cがやってきたことは明白だから、早とちりはしたくない。トップの選手や優秀な指導者の獲得という点で、これらのクラブは多くのハードワークをしてきただろうから、このギャップを素早く埋めることができると考えるのは愚かなことだよ。でもわれわれはそのプロセスをはじめなければならない。私たちは私たちの方法でいくよ。私たちはコピーするつもりはない。若い選手たちをサポートするため、今年は経験豊富な選手たちが働いてくれたが…チームには小さなものしかない」

「世界で起きていることが、そういった面での計画を非常に難しくしている。しかし、この中断期間中に、私は確かに我々が正しい方向に進んでいると感じた。大切なのは継続的な進歩とトレーニング、そしてそのギャップを埋めるべく我々を助けるために重要な分野の何人かの選手を連れてくることだ。私は我々が挑戦できると強く信じている」

トップ4に入るのはいつも難しく、今年は競争の激しい年になるだろうし、4位につけられて満足だ」と話すランパード監督は、「ここからどうやって前進できるのか? 私たちには若さがある。若いチームだから私の求める一貫性を実現できると思う。今の状況にはかなり満足しているが、もっと欲しい。監督として、決して妥協することはない」と語り貪欲さを見せた。

 同監督は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、選手を案じているようだ。

「この状況は私たちに振り返る時間を与えてくれたが、スタッフや選手たちと一緒にいる日々が恋しいよ。じっくり考え、計画を立て、前を向いているよ。準備時間は、監督の仕事の大部分を占めている。選手たちは、きっと家で心配しているだろうね。フィットネスを管理するのは非常に難しい。選手たちを信頼しなければならない。でも彼らは、プロだ」

「彼らは皆、すぐに戻って来られる状態を保とうとしている。そして1つ良いことがある。大けがをした4、5人が、リハビリの時間をとれることだ。そうすれば、戻ってきたときに少し良くなっていると思う」

コメントしたランパード監督 [写真]=Getty Images


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