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 プレミアリーグの選手たちが、新型コロナウイルスと戦うNHS(イギリスの国営医療サービス)支援のための基金『#PlayersTogether』を設立した。現地時間8日の21時頃からリヴァプールの主将を務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンなど各選手が同じ声明をそれぞれのSNSで一斉に投稿した。

 声明によると、プレミアリーグの選手たちが話し合いを行い、クラブリーグとは独立した選手主導の取り組みとして、新型コロナウイルス対策支援の寄付金を適切に分配するための基金『#PlayersTogether』を設立。150以上あるNHS慈善団体の全国的な包括組織である『NHS Charities Together(NHSCT)』と提携して支援を行うという。

プレミアリーグの全クラブの膨大な数の選手たちと広範囲におよぶ議論を行った結果、私たちは選手たち独自の主導による『#PlayersTogether』を設立し、NHSCTと提携して、最も必要とされているところに迅速かつ効率的に資金を提供できるよう支援していくことを発表します」

 NHSCTの最高責任者を務めるエリーオートンさんは団体公式ツイッターを通じて、「プレミアリーグの選手たち主導の素晴らしい取り組みです。選手たちが参加することで大きな違い生まれ、人々を救うため、我々の友人や家族の安全や安心を維持するために、休むことなく働いているNHSのスタッフボランティアたちへの素晴らしい支援のメッセージにもなります」と歓迎している。

 プレミアリーグの選手たちは、これまで給与カットなどの経済的支援を行うようプレッシャーをかけられていた。イギリスマットハンコック保健相は2日に「プレミアリーグの選手がまずできるのは給与カットを受け入れ、自分たちの役割を果たすことだ」と減給を受け入れるよう要求。プレミアリーグも翌3日、新型コロナウイルスによる経済的影響を受けて、全クラブが選手たちと年俸30パーセントに相当する給与カットについて協議すると発表していた。

 これに対してイングランドサッカー選手協会(PFA)は4日に声明を発表し、以前から選手たちの間で経済的支援の議論は行われていたことを強調しつつ、給与カットについては政府の税収減につながり、それが新型コロナウイルスと戦うNHSや公共サービスに悪影響を及ぼすと反論していた。

 なお、ハンコック保健相は8日、選手たちの声明を受けて自身のツイッターで、「この寛大な決断を暖かく歓迎する。君たちは役割を果たしている」とコメントしている。

プレミアリーグの選手たちが団結して支援へ [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)