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イカルディ夫妻はPSG残留に難色を示し、インテルに戻って再び“飼い殺し”の可能性も…

 フランス王者パリ・サンジェルマンPSG)は、今季限りでウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが契約満了となるため、期限付き移籍中のアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディを買い取る方針を固めたが、障害があるという。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

 イカルディイタリアの強豪インテルが保有権を持つものの、昨季に契約延長を巡ってクラブと対立。代理人であり妻のワンダ・ナラ氏がSNSクラブ批判を展開して炎上したことも悪影響となり、残り2年の契約期間内にもかかわらず今季開幕前にクラブから公然と「戦力外」をアナウンスされた。

 さらにインテルイカルディに対して“飼い殺し”も辞さないと怒り心頭で、国内移籍のオファーはすべて拒否し、移籍金の減額にも応じなかった。そうしたなかでシーズン前の移籍市場の最終盤にPSGが買い取りオプション付きのオファーを投じて、レンタル移籍が成立した。

 そのPSGからは今季限りで契約満了となるカバーニが退団濃厚。新加入ながら試合出場を重ねてゴールも奪っているイカルディを後継者とする決断を下したクラブは、7000万ユーロ(約84億円)とされる買い取りオプションの行使をする意向だという。

 一方で、当初から買い取りオプションの行使にはイカルディの合意が必要とする条項があると一部で報じられていた。そのイカルディワンダ・ナラ夫妻は、特にモデル業も営む夫人のレギュラー番組がイタリアにあることから、開幕前からイタリア国内移籍を希望。現状、ミラノ郊外のコモ湖近くの自宅で外出を自粛している夫妻だが、PSGとの契約には難色を示しているという。

 インテルに保有権が戻った場合、クラブイカルディ夫妻への怒りをどれほど保っているかも影響を与える要素にはなるが、再びチーム探しが難航することも十分に考えられる。お騒がせ妻を代理人に持つストライカーの最終決断は、どのようなものになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

PSGがカバーニ(右)退団濃厚でイカルディ買い取りに踏み切るようだ【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)