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メッシが4年連続のバロンドール受賞を果たした2012年の市場価値を振り返る

 ドイツの移籍情報専門サイトtransfermarkt」が、2012年当時の“最高額ベストイレブン”を公開した。今から約8年前とサッカー界の勢力図はどのように変化したのだろうか。最新の最高額イレブンと比較してみよう。

 2012年といえば、欧州選手権(EURO)でスペイン代表が史上3度目の優勝を果たした年。ロンドン五輪ではメキシコが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではチェルシーがそれぞれ初めて頂点に立った。また、バロンドール(当時はFIFAバロンドール)ではアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが4年連続4度目の受賞を果たした年でもある。

transfermarkt」は世界中の選手の情報を集積し、独自の市場価値を算出。それを元にした高額ベストイレブンも紹介している。そして、2日に過去の振り返り企画として2012年の史上最高額ベストイレブンを紹介した。

 その顔ぶれは以下の通りとなった(所属クラブ/金額は当時のもの)。

GK
イケル・カシージャスレアル・マドリード3500万ユーロ

DF
チアゴ・シウバパリ・サンジェルマン4000万ユーロ
ジェラール・ピケ(バルセロナ4000万ユーロ
セルヒオ・ラモスレアル・マドリード4000万ユーロ

MF
ダビド・シルバマンチェスター・シティ5000万ユーロ
セスク・ファブレガスバルセロナ/5500万ユーロ
リオネル・メッシバルセロナ/1億2000ユーロ
アンドレス・イニエスタバルセロナ/7000万ユーロ
クリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード/1億ユーロ

FW
セルヒオ・アグエロマンチェスター・シティ5100万ユーロ
ウェイン・ルーニーマンチェスター・ユナイテッド/6500万ユーロ

8年前と現在の両方に名を連ねる選手はおらず、総額は倍以上に

 そして、同サイトによる最新(2020年)の最高額イレブンは以下の通りとなっている。

GK
ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリード/1億ユーロ

DF
トレントアレクサンダー=アーノルドリバプール/1億1000ユーロ
ラファエル・ヴァラン(レアル・マドリード/8000万ユーロ
フィルジル・ファン・ダイク(リバプール/1億ユーロ
アンドリューロバートソン(リバプール/8000万ユーロ

MF
ポール・ポグバマンチェスター・ユナイテッド/1億ユーロ
エンゴロ・カンテチェルシー/1億ユーロ
ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/1億5000万ユーロ

FW
モハメド・サラーリバプール/1億5000万ユーロ
ラヒーム・スターリングマンチェスター・シティ/1億6000万ユーロ
キリアンムバッペパリ・サンジェルマン/2億ユーロ

 12年のベストイレブンには現ヴィッセル神戸のMFイニエスタをはじめ、セスクシルバ、ピケ、ラモスカシージャスといった欧州王者となった当時のスペイン代表で主力だったメンバーが多く名を連ねた。

 ただ、12年当時のメンバーで現在までに現役を引退しているのはカシージャスのみだが、8年の歳月が流れたことで11人の顔ぶれは大きく変化。両方のベストイレブンに名を連ねた選手は1人もいなかった。

 また、選手個々の市場価値が大きく上昇している傾向も明らかに見て取れる。12年はアルゼンチン代表FWメッシの1億2000ユーロ(約140億円)が最高額だったのに対し、20年では9人が1億ユーロを超え、最高額のフランス代表FWムバッペは2億ユーロ(約280億円)に達した。

 11人の総額で見ても12年は6億6600万ユーロ(約780億円)なのに対し、最新では13億3300万ユーロ(約1562億円)と倍以上にまで跳ね上がっていた。サッカー界の変化が見て取れる比較となっている。(Football ZONE web編集部)

(左から)メッシ、C・ロナウド、ムバッペ、スターリング【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)