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数試合の出場でボーナスに達する状態だった選手も給与カットに合意

 イタリア王者ユベントスは、経営サイドと選手の間で3月から6月の分の給与カットに関して合意したとされているが、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは同国サッカー協会のインタビュー動画の中でその内情を語っている。

 ユベントスでは主将のイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニが経営サイドジャンニ・アニエッリ会長とファビオ・パラティチSDと会談を持ち、この間の給与カットに合意。キエッリーニが窓口となって選手たちと話し合いが持たれ、DFレオナルド・ボヌッチやGKジャンルイジ・ブッフォン、FWクリスティアーノ・ロナウドといった主力たちも合意したという。

 それについてディバラは「キエッリーニが会長たちと話して、その後に選手たちのグループと話した」と、その報道が事実であったことを認めている。そのうえで「僕たち選手はチャットで話し合った。いくつかのオプションも提案された。中には、あと1試合か2試合の出場で契約されているボーナスに達する状態だった選手もいた。ただ、これがベスト選択肢だということで合意したんだ」と、その裏側を語った。

 ディバラ自身は新型コロナウイルスの陽性反応が出て、病状が苦しかったことも明らかにしていた。リーグ戦などが中断している中で国外に出ている選手もいるため、インターネット経由での会議になったようだ。

 現在、多くのクラブで話題に上がっている選手の給与カットだが、ディバラが話しているように契約上のボーナスなど個々に状況が異なる。そうしたなかで、選手たちの意見をまとめるリーダーシップの持ち主がいるかどうかは、クラブとの交渉の上で大きな要素なのかもしれない。(Football ZONE web編集部)

ユベントスFWパウロ・ディバラ【写真:Getty Images】


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