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2019-20シーズンを通して下落額の大きかった50人を紹介し、FWフッキもランクイン

 欧州各国のリーグ戦は現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって中断されているが、多くのリーグはすでに2019-20シーズンの日程を半分以上消化している。そんななか、英メディアは選手の市場価値変動に注目。今季最も市場価値の下落した50人を紹介している。

 中国の武漢を発生源とする新型コロナウイルス流行の影響は、各国のリーグを中断させるだけでなく、シーズン中止という声が高まるほどに大きくなっている。そうなればタイトルなども白紙とされる可能性が高い一方、チームや選手たちの残した成績による評価は、良いものも悪いものも覆らない。

 そこで英メディア「GIVE ME SPORT」は、シーズン再開の見通しが立たないこのタイミングで、今季を通じての選手への評価額の変動に着目。ドイツの移籍専門サイトtransfermarkt」での市場価格を参考に、「2019-20シーズンに最も市場価値が下落した50人のサッカー選手」を伝えている。

 このランキングは下落額の大きさによって選出されているため、居並ぶのは世界的なビッグネームばかりだ。50位のフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)から始まり、49位のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシバルセロナ)と続くなか、44位にはかつてJリーグでも活躍した元ブラジル代表FWフッキ(上海上港)の名前も挙げられている。シーズン前のフッキは1800万ポンド(約24億円)の価値があったとされるが、現在は760万ポンド(約10億円)に下落しているという。

 40位以下にも元イタリア代表FWマリオ・バロテッリ(ブレシア)、チリ代表FWアレクシス・サンチェスインテル)、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスバルセロナ1800万)ら錚々たる顔ぶれが続き、16位には8100万ポンド(約109億円)から6750万ポンド(約91億円)に下落したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドユベントス/)がランクイン。ここまでは年齢的な問題で市場価値が下がった選手も多く見受けられた。

10位以降はパフォーマンス起因の価値下落が目立つ 不名誉な1位はアザールに…

 ただ、10位以降はよりシンプルパフォーマンスの問題によって下落している選手が増加。10位のセルビア代表FWルカ・ヨビッチレアル・マドリード)は5400万ポンド(約73億円)から3600万ポンド(約48億円)まで評価額を落とし、そこからスペイン代表GKケパ・アリサバラガ(チェルシー)、ブラジル代表MFアランナポリ)、フランス代表MFナビル・フェキル(ベティス)といった若手から中堅の選手が続く。

 そして6位にはウェールズ代表FWギャレス・ベイル、5位にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールと、レアル・マドリードウイング2人が入った。ヴィニシウスは直近の“クラシコ”での活躍が記憶に新しいが、シーズンを通してのパフォーマンスが厳しく評価されているようだ。

 4位からはブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョバイエルン)、同MFネイマールパリ・サンジェルマン)、フランス代表FWウスマン・デンベレバルセロナ)と続くなか、不名誉な1位となってしまったのはレアルベルギー代表MFエデン・アザールだった。

 アザールは昨夏の移籍市場でチェルシーから加入したものの、大きなインパクトを残せないまま負傷離脱したこともあり、1億3500万ポンド(約181億円)から9000万ポンド(約121億円)まで、約60億円も大幅に評価額を下げることとなった。リーグ中断が明け、負傷から復帰した際には、チェルシー時代のような輝きを見せてくれることに期待したい。(Football ZONE web編集部)

2019-20シーズンを通して下落額の大きかった50人が発表【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)