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今冬に加入もいまだノーゴールノーアシスト「南野にとっては難しい調整期間」

 世界中で感染拡大している新型コロナウイルスの影響により、プレミアリーグを含む欧州全域のリーグが中断を余儀なくされている。そんななか、英地元紙は「南野は境遇の犠牲者となったが、リバプールスターには明るい未来が待っている」と見出しを打ち、南野の真価に太鼓判を押している。

 中国で発生した新型コロナウイルスは現在欧州で猛威を振るっており、プレミアリーグ4月30日までの延期が決定。その後の再開も不透明な状況だ。南野にとっても今年1月に加入して2カ月でリーグクラブが活動休止となり、適応するうえで手痛い足踏みを強いられている。

 公式戦7試合出場でいまだノーゴールノーアシストの南野だが、英地元紙「リバプールエコー」は「南野は境遇の犠牲者となったが、リバプールスターには明るい未来が待っている」と見出しを打ち、難しい船出となった南野に対し、今後はクラブを支える重要な戦力となっていくと太鼓判を押している。

 ザルツブルク時代にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の「リバプール戦で1ゴール1アシストを記録した南野は、「リバプールにとっては支払った移籍金の3倍の価値があると信じているため、非常に良い取引となった」と725万ポンド(約10億4000万円)の移籍金はバーゲン価格であったと振り返っている。

 しかし、首位を独走するリバプールでの出場時間の短さや突如訪れたリーグ中断など、南野にとって新天地での挑戦は幸先の良いスタートとはならなかった。それでも、「アンフィールドの即戦力としては、アタッカーである懸念は差し引かれたとしても、南野にとっては難しい調整期間となった。単に境遇の犠牲者だ」と同情を寄せている。

「現段階では、南野はベンチに座ることを余儀なくされている。それでも、彼がチームプレーヤーとしての地位が確立され、クロップにとって真の資産となり、リバプールテクニック及び戦術理解力を備えた最高のアタッカーに出会うのは来季の話だ」と、南野の真価が発揮されるのは来季であると強調していた。結果を残せていない南野だが、今季は焦るべき時ではないのかもしれない。(Football ZONE web編集部)

リバプールMF南野拓実【写真:AP】


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