(出典 lifepicture.co.jp)



アヤックストレーニング施設でなんとも“平和”な拉致事件が起きていたようだ。クラブ公式SNSが思わずほっこりする動画を投稿した。

今回の拉致事件の主犯はオランダ代表FWクインシー・プロメスで、共犯はモロッコ代表MFハキム・ジイェフ。そして、被害者はアヤックスアカデミーに在籍する小学校低学年ぐらいの1人の少年だった。

クラブハウスの近くで仲間と共にボールを蹴って遊んでいた1人の少年に目を付けたプロメスとジイェフの2人は、白昼堂々と少年を抱きかかえて身柄を拘束。そして、トップチームの練習が行われているピッチへ少年を拉致。

その後、プロメスは少年にサッカーボールを与えてお手並みを拝見すると、自身と一対一の対決をするように指示。すると、少年に少しは花を持たせるのかと思いきや、全く手を抜かない大人げない28歳は、巧みなボールコントロールで少年を翻弄した後、最後はナツメグ(股抜き)までかまして自身の力を誇示してみせた。

これに満足したプロメスは少年からボールを取り上げて、「もう解放してやるよ」と、仲間の元に戻るように指示。しかし、負けず嫌いの少年は解放を望まず、プロメスに対してもうひと勝負を要求した。

ただ、プロメスの帰ってくれとの説得に応じた少年は右手を挙げて最後は笑顔を浮かべてトップチームの練習場を去ることになった。

クラブ公式SNSの「私たちの子供たちはいつでもファーストチームトレーニングに歓迎されています」とのコメント通り、恐らくアヤックスでは昔からアカデミーの少年とトップチームスタープレーヤーが、こういった微笑ましい触れ合いを続けてきていると思われる。

それこそが世界屈指の育成クラブと言われるアヤックスの成功の秘訣なのかもしれない。

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