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 1日に行われた“エル・クラシコ”では、19歳のヴィニシウス・ジュニオールが主役の座を奪った。レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWは、バルセロナを相手に先制点をマーク。19歳233日での得点は、バルセロナアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ2007年3月のクラシコで打ち立てた記録(19歳259日で得点)を塗り替えるもので、同選手は21世紀のクラシコ最年少得点者となった。

 では、今季の欧州5大リーグにおける最年少得点者は誰なのか。トップ10をランキング形式で紹介する。なお、複数得点を挙げている選手については、最初のゴールを決めた試合での年齢を採用している。

 ちなみに、マジョルカに所属するMF久保建英は11位にランクイン。昨年11月10日リーガ・エスパニョーラ第13節ビジャレアル戦(3-1)で初ゴールを決めたとき、18歳159日だった。今回はトップ10入りを逃したが、マジョルカのクラブ史上2番目に若い得点記録となっている。

※以下、情報はすべて3月4日時点のもの
カッコ内は(得点時の所属クラブ/国籍/ポジション

◆10位 エル・ビラル・トゥーレ 18歳121日

(スタッド・ランス/マリ/FW)

 今年1月に母国マリのクラブからスタッド・ランスに加入したU-23マリ代表のストライカー2月1日リーグ・アン第22節アンジェ戦で初出場を果たすと、PKで得点を奪った。1月11日に行われたBチームでのデビュー戦でもゴールを決めている。

◆9位 メイソン・グリーンウッド 18歳54日

マンチェスター・Uイングランド/FW)

 今季のプレミアリーグ最年少得点者がグリーンウッドだ。昨年11月に行われたシェフィールド・U戦で、プレミアゴールマーク18歳54日での得点は、フェデリコ・マケダ(17歳226日/現パナシナイコス)、ダニー・ウェルベック17歳355日/現ワトフォード)に次いで、クラブ史上3番目に若い記録になる。

◆8位 ジャック・ラーネ 18歳37日

(アミアン/スウェーデン/FW)

 ザンビア生まれ、スウェーデン育ちのアタッカーで、スウェーデンのブロマポイカルナ15歳にしてトップチームデビューを果たした神童だ。昨年7月にアミアンと契約を結ぶと、同11月モンペリエ戦でリーグ戦初出場。その試合でゴールまで奪ってみせた。ただ出場は1試合にとどまり、今冬には母国のエーレブルーへのレンタル移籍が決まった。

◆7位 エディ・サルセド 18歳33日

(ヴェローナ/イタリア/FW)

 コロンビア人の両親の下、イタリアで生まれたサルセド。昨年夏にインテルからヴェローナにレンタルで加入すると、昨年11月に行われたブレシア戦でセリエAゴールマーク18歳33日での得点は、リーグ戦の得点記録として、モイーズ・キーン(17歳215日/現エヴァートン)に次ぐクラブ史上2番目の若さだった。

◆6位 イケル・ロサダ 18歳16日

(セルタ/スペイン/FW)

 今季の開幕戦でレアル・マドリードを相手にゴールを決めたのがロサダだ。セルタ下部組織出身のアタッカーは、18歳誕生日から16日後に記念すべき初ゴールを記録した。サッカーデータ専門家として知られる「ミスターチップ」ことアレクシス・マルティン・タマヨ氏によると、過去70年のリーガ・エスパニョーラで、ロサダよりも若くしてレアルからゴールを奪ったのは2人だけだという。アスレティック・ビルバオで活躍した元スペイン代表FWホセバ・エチェベリア氏(18歳4日)と、レアルソシエダに所属するFWアンデル・バレネチェア17歳136日)だ。

◆5位 タンギ・クアッシ 17歳253

パリ・サンジェルマンフランス/DF)

 クラッシは、昨年のU-17ワールドカップで3位フィニッシュに貢献したフランスセンターバック。昨年12月トップチームデビューを果たすと、2月15日のアミアン戦でリーグ・アン初得点を含む2ゴールマークした。

◆4位 セバスティアーノ・エスポージト 17歳172日

インテルイタリア/FW)

 インテル生え抜きストライカーは、昨年12月ジェノア戦でセリエAゴールマーク17歳172日での得点は、元イタリア代表MFマリオ・コルソ氏(17歳97日)に次いで、クラブ史上2番目に若い記録となった。2019年3月には、欧州大会におけるクラブ史上最年少出場記録を樹立している。

◆3位 アマド・トラオレ 17歳108

(アタランタ/コートジボワール/FW)

 今季のセリエA最年少スコアラーが、コートジボワール出身のトラオレだ。トップチームデビュー戦となった昨年10月ウディネーゼ戦で得点をマーク。当時17歳108日だった。20歳の兄ハメド・ジュニオール・トラオレはサッスオーロの主軸選手として活躍しており、兄弟の今後が楽しみだ。

◆2位 エドゥアルド・カマヴィンガ 17歳35日

(レンヌ/フランス/MF)

 2018年12月クラブ史上最年少でプロ契約を締結すると、昨年4月に、2002年以降に生まれた選手として初めて欧州5大リーグピッチに立った。同12月リヨン戦では、トップチームでの初ゴールマークフランスの“新たな宝石”と称される同選手には、レアル・マドリードドルトムントが関心を抱いているとされる。

◆1位 アンス・ファティ 16歳304

バルセロナスペイン/FW)

 今季の欧州5大リーグ最年少得点者はファティだった。昨年8月のベティス戦で、バルセロナ史上2番目の若さとなる16歳298日でトップチームデビュー。翌節のオサスナ戦では、16歳304日というクラブ史上最年少得点記録を樹立した。さらにCLの最年少得点記録も更新し、昨年12月インテル戦では、17歳40日でゴールを決めてみせた。

(記事/Footmedia

各国リーグの最年少得点者たち [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)