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スペインスーパーカップ準決勝バレンシア戦で3-1の勝利、クロースのゴールに脚光

 レアル・マドリードサウジアラビアで開幕した、現地時間8日のスペインスーパーカップ準決勝バレンシア戦で3-1の勝利を飾り、決勝進出を決めた。この一戦で話題になっているのは、ドイツ代表MFトニ・クロースのコーナーキックからの直接ゴールだ。

 試合が動いたのは前半15分のこと。レアルが左CKを得ると、キッカーを務めるのはクロース。相手GKジャウメ・ドメネクがゴールマウスを飛び出して味方のマークを確認している瞬間を見逃さなかった。素早いモーションから右足を振り抜くと、鋭い軌道を描いたボールゴール方向へと急激にカーブボールを蹴られたことに遅れて気づいたドメネクの必死のセーブも実らず、先制ゴールが認められた。

 クロースのゴールで勢いに乗ったレアル。39分にはウルグアイ代表MFフェデ・バルベルデの折り返しを受けたクロアチア代表MFルカ・モドリッチがシュートし、そのこぼれ球をスペイン代表MFイスコが詰めて2-0。後半21分にはモドリッチのテクニカルな右足アウトサイドシュートで3-0として勝負を決定づけた。

 後半アディショナルタイムにPKを与えて1失点こそ喫したものの、中盤メンバーの充実ぶりが見て取れた一戦で一番のトピックははやりクロースだった。

 スペイン紙「マルカ」は「1997年12月14日リーガ・エスパニョーラメリダ戦でFWダボル・スーケルが奪い取って以来の“オリンピックゴール”となった」と、クラブにとってかつてのクロアチア代表エースが挙げた芸術的なCK弾以来、22年ぶりの一撃になったと伝えている。

 海外ではCKからの直接ゴールについて、ボールを描く軌道もあってか「オリンピックゴール」と呼ぶ。東京五輪イヤーに生まれたクロースのオリンピックゴールは、2020年レアルにとって吉兆となるかもしれない。(Football ZONE web編集部)

コーナーキックから直接ゴールを決めたレアル・マドリードMFトニ・クロース【写真:AP】


(出典 news.nicovideo.jp)