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サッカー界で今も横行する人種差別、自ら被害を経験したポグバが動く

 マンチェスター・ユナイテッドフランス代表MFポール・ポグバが反人種差別のキャンペーンとして、チームメートに「no to racism」のメッセージが書かれたリストバンドの着用を呼びかけた。英公共放送BBC」が報じている。

 サッカー界では選手に対する人種差別が横行している現実があり、たびたび問題となっている。プレミアリーグ第18節のトットナムチェルシー戦(現地時間22日/0-2)では、韓国代表FWソン・フンミンに対する人種差別的発言により、チェルシーサポーターが1人逮捕された。

 自身も人種差別被害を経験しているポグバは、現地時間26日に行われたプレミアリーグ第19節ニューカッスル戦(4-1)の試合前に、「no to racism」と書かれたリストバンドチームメートに配り、着用をお願いしていたという。試合後にはそのバンドを、ポグバスタンドの少年に手渡す一幕もあった。サッカー界で人種差別がなくならない現状を変えようと、先頭に立って動き出している。

「この問題について、長い間考えている。これはすべての選手に対するサポートだ。黒人も、白人も、中国人も、そこにいる誰もがオンリーワンの人類だ」

 ポグバはこのように語り、人種差別撲滅への思いを明かしている。

 マンチェスター・シティイングランド代表FWラヒーム・スターリングは以前、反人種差別を行ったファンのいるチームは勝ち点剥奪の厳罰を下すべきと提案し、これも大きな話題になった。選手たちによる「no to racism」の声が、悪しき習慣を正すきっかけになるのか。今後のさらなる展開に注目だ。(Football ZONE web編集部)

マンUポグバが反人種差別のリストバンド着用を呼びかけ【写真:Getty Images】


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