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昨季CL準決勝でリバプールに敗れ、国王杯でもバレンシアに敗北とタイトルを逃す

 バルセロナ2019-20シーズンリーガ・エスパニョーラ前半戦を首位で折り返しリーグ3連覇に向けてまずまずの状態でクリスマス休暇を迎えている。ただし昨季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝で、リバプール相手に大会史に残る大逆転負けを喫した。その点についてエルネスト・バルベルデ監督はクラブ公式サイトインタビューに答え、明らかショックが大きかったことを認めている。

 昨季のバルサは宿敵レアル・マドリードの不調もあってリーガはほぼ独走状態で連覇を決めた。バルベルデ監督は「(4月に開催された)カンプノウでのアトレチコ・マドリード戦が決定的だった。タイトルを獲りこぼすのを防いだ重要な勝ち点3だった」とターニングポイントを振り返るとともに、それが暗転した最終盤の5月について触れている。

 CL準決勝、バルサはカンプノウでの第1戦で3-0と快勝した。エースアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの大活躍もあり最高の展開となった一方で、試合最終盤にフランス代表FWウスマン・デンベレがとどめを刺す決定機を外すなど、少々嫌なムードのなかで1週間後に敵地アンフィールドに向かった。しかし、だった。

リバプール戦まで、CLでは信じられないほどいい形だった。アンフィールドでは早い時間帯で失点し、心理的にローマで起こったこと(一昨季の準々決勝で逆転負け)が再び起こるのでは、という心持ちになった。そこには弱さがあって、それの代償を支払うことになったのだ」

 崩れるともろいバルサの悪癖が出て、最終的には0-4、合計スコア3-4でリバプールの欧州王者への道をアシストする形となってしまった。そして、チーム明らかに下降線に入った。「リバプール戦で受けたショックで、モチベーションが低下したままスペイン国王杯決勝に臨んだことを認めざるを得ない。リバプールに勝っていれば、決勝も勝っていただろう」と、バレンシアにも0-1で敗戦したことを悔やんでいる。

 昨季の結果もあってバルベルデ監督には厳しい視線が向けられているが、「リキ・プッチやコラード、アラウホらの選手は順調に成長している」と、U-22日本代表MF安部裕葵が所属するバルサBにも目を向けてチーム作りをしようと考えている。リーガ制覇だけでは“合格点”としてもらえない難しいなかでのかじ取りだが、指揮官は結果を残すことはできるか。(Football ZONE web編集部)

バルベルデ監督が2019年を総括した【写真:Getty Images】


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