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2連勝同士の優勝を懸けた“日韓戦”は開催国の韓国が1-0で勝利

 森保一監督率いる日本代表は、18日に韓国・釜山で行われたE-1選手権最終戦で韓国と対戦し、0-1で敗れ準優勝に終わった。因縁の日韓戦が“優勝決定戦”となったなか、球際の戦いで劣勢に回るなどホームの韓国に圧倒される結果となったが、韓国のスポーツニュース総合サイト「SPOTVニュース」は「日本、弱く、遅く、鈍かった」と森保ジャパンを酷評している。

 日本、韓国ともに2連勝で“最終決戦”を迎えたが、日本は得失点差により引き分けでも優勝が決まるシチュエーション。しかし序盤から、スタジアムの大歓声を背にした韓国に怒涛の攻撃を受ける。

 前半9分、コーナーキックからDFキム・ミンジェにクロスバー直撃のヘディンシュートを打たれると、同25分には再びコーナーキックから相手と競り合ったDF畠中槙之輔の頭に当たったボールゴールポストを直撃するなどピンチが多発。そして同28分、ペナルティーエリア手前でボールを受けた韓国代表MFファン・インボムに対し、日本の守備陣4人がブロックすべく詰め寄ったが、その隙間を突く鋭いミドルシュートを決められ先制点を許した。

 森保監督は後半からMF遠藤渓太に代えてMF相馬勇紀を投入し、左サイドに手を加えた。さらに、同17分にはMF井手口陽介に代えてMF大島僚太をピッチに送り、2ボランチを川崎フロンターレコンビに託したが、交代の効果は感じられず。逆に日本は、ボール際やポジション争いのところでファウルをして自らリズムを崩していった。同33分に“切り札”として今季のJリーグMVPを受賞したMF仲川輝人を投入したが、決定機と言えるようなチャンスは生み出せないまま、0-1で敗れて2大会連続の2位に終わった。

 韓国メディア「SPOTVNEWS」は、日本は「まったく脅威ではなかった」と力ないパフォーマンスを鋭く指摘している。

「引き分けでも優勝することができた日本は韓国の相手にならなかった。結果は0-1だったが、試合を通して実力差が如実に表れた。Kリーグアジアリーグ所属選手が中心の韓国代表を相手に、すべての面で劣勢だった。日本は技術だけではサッカーで結果を出すことはできないと、ひしひしと感じる準優勝だった。弱く、遅く、鈍かった」

 “酷評”と言える内容だが、この日の森保ジャパンは韓国メディアにそう指摘されても致し方ないパフォーマンスでもあった。今大会は東京五輪世代を中心にメンバーを組んだとはいえ、この悔しさをA代表、U-22代表の今後の戦いへと還元していかなければならない。(Football ZONE web編集部)

韓国戦に敗れて下を向く日本代表の選手【写真:田口有史】


(出典 news.nicovideo.jp)