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敵地バレンシア戦、敗色濃厚の後半ATにCKから劇的な同点ゴール

 レアル・マドリードは現地時間15日に行われたリーガ・エスパニョーラ第17節、敵地でのバレンシア戦に臨み、0-1と敗色濃厚の状況からラストプレーゴールを奪い、1-1ドローに持ち込んだ。首位バルセロナとのエル・クラシコ直前で首位浮上とはならなかったものの、執念の同点劇で勝ち点差をキープラストプレーのCK時にゴール前へ上がり、強烈な“ヘディンシュート”で同点劇に貢献したベルギー代表GKティボー・クルトワについて、ジネディーヌ・ジダン監督も称賛している。

 前日にバルサレアルソシエダと2-2で引き分けたため、勝利すれば首位浮上となるレアルだったが、難所メスタージャでバレンシアの抵抗に遭う。前半をスコアレスで折り返すと、後半33分にレアルの左サイドを崩され、最終的にはMFカルロス・ソレルに先制ゴールを献上。残り10分強の段階で1点を追う苦しい展開となった。

 バレンシアの城壁を崩せないもどかしい展開のなか、レアルが意地を見せたのは後半アディショナルタイム5分のことだった。左CKを獲得すると、1点が欲しいレアルクルトワも相手ペナルティーエリア内に上がる。キッカーのMFトニ・クロースが蹴ったボールは、そのクルトワの頭にピタリと合い強烈なヘディンシュート。一度は相手GKに防がれたものの、混戦から最後は元フランス代表FWカリム・ベンゼマゴール左上に蹴り込み、敗戦を回避した。

「これぞレアル・マドリードだ。決して諦めないし、彼らはそれができると信じて実行した。チーム全体の努力が報われ、ゴールを決めるに値した」

 ジダン監督はこのように選手たちを労うとともに、“殊勲”のクルトワについてこのように称えている。

「彼は上がっていくことを決断した。それこそ我々が(ゴールを)欲しがっていて、決して試合を投げていないことを示してくれた」

 18日には宿敵バルサとのクラシコが控えている。直前の試合を落としてしまえば、敵地カンプ・ノウでの大一番に臨むチームのムードに影を落とすところだっただけに、ジダン監督としては199センチの長身守護神のプレーに感謝しきりだったのだろう。(Football ZONE web編集部)

ラストプレーでの同点劇を演出したレアル・マドリードGKティボー・クルトワ【写真:Getty Images】


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