(出典 f.image.geki.jp)



ソシエダ戦のウォームアップ中、レアルファンから大ブーイングが起こり…

 レアル・マドリードウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、再び不遇の時を過ごしている。現地時間11月23日リーガ・エスパニョーラ第14節レアルソシエダ戦(3-1)では、後半途中から約50日ぶりにリーグ戦に出場したが、ピッチに入る際には地元ファンから大ブーイングを浴びた。ベイルはウォーミングアップ中にもブーイングを受けていたが、その際に浮かべていた“不敵な笑み”に海外メディアは注目している。

 今季開幕前にジネディーヌ・ジダン監督の“構想外”とされ移籍の噂が盛んに報じられたベイルだが、残留すると開幕直後はレギュラー級の扱いを受けた。だが、負傷もあって瞬く間に“放出候補”になると、さらに「ウェールズ代表のほうがプレーしやすい」などレアルを軽視しているのでは、と見られかねないコメントを発し、11月19日の欧州選手権(EURO)予選ハンガリー戦(2-0)後のピッチでは、チームメイトとともに「ウェールズゴルフ、マドリード、この順番だ」と書かれたフラッグを掲げてファンの反感を買った。

 そんななか11月23日ソシエダ戦で、レアルでは10月5日の第8節グラナダ戦(4-2)以来49日ぶりに公式戦に出場。しかし、選手交代のアナウンスとともに本拠地サンチャゴ・ベルナベウのファンからは大ブーイングが鳴り響く事態となった。

 そして12月に入り、ピッチに入る前の動画がSNS上に出回り、話題を呼んでいる。映像では、ベンチスタートベイルに声がかかり、腰を上げた瞬間から地元ファンブーイングが起こったなか、ビブスを着てランニングを始めたベイルが笑みを浮かべている姿を収めている。

「彼はレアルファンが何を思っていようが気にしていないようだ」

 オランダのTV番組「VTBL」は「彼の反応は天才的」と題し、「ウォームアップ中にブーイングを受けた時、それについて笑うしかなかった」と報じた。また、英メディア「GIVE ME SPORT」は、辛辣な言葉でこのシーンを伝えている。

クラブで約250試合プレーし、ベルナベウで13のトロフィーを獲得したが、彼はレアルファンに愛されたことはない。スペイン語への無関心とゴルフ中毒は地元の人々の怒りに火をつけた。彼はジダンのお気に入りでもない。しかし、最も興味深いのは彼の反応だ。ベイルブーイングを聞いてすぐに笑い始め、それを楽しんでいるかのように見えた。彼はレアルファンが何を思っていようが気にしていないようだ」

 居場所を失いつつあるベイルは、現行契約が満了となる2022年を迎える前に、レアルを去ることになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

ソシエダ戦で出場したレアルFWベイル【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)