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マジョルカ戦後の7試合で5勝2分の無敗 PSG戦では今季最多7万5,535人を動員

 今シーズン序盤、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のホームゲームパリ・サンジェルマンPSG)に0-3で敗れるなど、レアル・マドリードは精彩を欠いていた。当時、ジネディーヌ・ジダン監督の手腕が疑問視されていたが、10月19日にマジョルカに0-1で敗れて以降は無敗をキープしている。スペイン紙「マルカ」は、チームを修復したジダン監督の手腕を評価しているようだ。

 マジョルカ戦後、リーガ・エスパニョーラとCLで公式戦7試合を行ったレアルは5勝2分の成績を収めた。マジョルカ戦後にジダン監督は「私たちには、すべてが少しずつ足りない」と話していたが、同時に「だが心配はしていない。この状況を切り抜けないといけないけどね」と、前向きな姿勢は崩していない。

 ジダン監督には、レアルの監督にふさわしいのかという疑問を投げかけられ、当時はフリーだったジョゼ・モウリーニョ氏の名前が後任として浮上していた。そうした苦しい時期からチームは脱し、徐々に改善に成功したと「マルカ」紙は伝えている。

 口火を切ったのは、ガラタサライ戦を前にしたスペイン代表DFセルヒオ・ラモスコメントだった。キャプテンは「誰もが、このチームは死ぬまでジズー(ジダン監督の愛称)を信頼している。ジズーは今季限りで契約が満了するという話をするほうが簡単なのかもしれない。でも、そうした噂は僕たちの邪魔になる。何より彼はもっとリスペクトされるべきだ」と主張している。

 ジダン監督は、FWヴィニシウス・ジュニオールスペイン代表MFイスココロンビア代表MFハメス・ロドリゲスセルビア代表FWルカ・ヨビッチチームから外すと、彼らの代わりに出場機会を得た選手たちが期待に応えた。ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデ、ブラジル代表MFロドリゴに加え、ベルギー代表MFエデン・アザールが調子を上げると、開幕直後は不安定だったベルギー代表GKティボー・クルトワも7試合無失点と結果を出した。

 26日のCL第5節のPSG戦は2-2で引き分けたものの、チームが示したパフォーマンスは今季最高のもので、ジダン監督がマジョルカ戦後のチームを修復したことを示すのに十分だった。そして、「スタジアムに今季最多の7万5,535人が足を運んだことは、ファンの信頼を再びつかんだ証」としている。

 12月18日には、バルセロナとの今季最初のクラシコが控えている。果たしてジダン監督の率いるレアルは、このまま好調を維持できるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

ジダン監督の評価が見直されている【写真:AP】


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