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ナポリと1-1ドローで首位キープも…中盤のキーマンが負傷交代

 リバプールは現地時間27日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節でナポリと対戦した。結果は1-1の引き分けに終わり、グループE首位の座は維持しながらも決勝トーナメント進出決定は最終節に持ち越しとなった。そうしたなかでユルゲン・クロップ監督はブラジル代表MFファビーニョの負傷交代が「今夜最大の出来事」と、今後への懸念を示している。英公共放送BBC」が報じた。

 グループEは前回王者のリバプールを筆頭にナポリ日本代表MF南野拓実の所属するザルツブルクを含めた三つ巴の戦いが繰り広げられている。勝って早々に決勝トーナメント進出を決めたいリバプールだったが、前半21分にナポリベルギー代表FWドリース・メルテンスに先制ゴールを許した。

 後半20分にコーナーキックからクロアチア代表DFデヤン・ロブレンがヘディンシュートを決めて同点に持ち込み、そのまま引き分けに持ち込んだが、指揮官は前半のうちに途中交代を強いられたファビーニョの負傷が結果以上に手痛いものだったと振り返っている。

 ファビーニョは前半14分、ナポリカウンターを止めようとプレスバックした際に、メキシコ代表FWイルビング・ロサノと交錯。倒れたロサノの体とピッチに左足首を挟まれるような格好となった。自力で歩いてピッチを離れた後に一度は戻ったが、プレー続行は不可能で同19分にオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムと交代した。

 クロップ監督は試合後にファビーニョの状態について聞かれると、「予想では言いたくない」と検査結果を待ってから判断すると前置きしたうえで、「深刻な怪我でないことを願っているが、相当な痛みがあったようだ。足首は痛みがあってほしくない箇所だ」と語った。

中盤の要が離脱となれば大打撃に…

 ファビーニョは今季プレミアリーグ13試合中12試合、CLではナポリ戦も含めた5試合すべてで先発起用されていた不動のMF。それだけに指揮官は「今夜最大の出来事はファビーニョの負傷だ。あまりにも大きい」と、結果や内容以上に手痛いものだったと無念の思いを口にした。

「彼はプレーを続けることができなかった。明日か明後日にはより詳しいことが分かるだろう」

 12月4日にはプレミアリーグで宿敵エバートンとのダービーマッチ、10日は決勝トーナメント進出を懸けたCL最終節の敵地ザルツブルク戦を控えるリバプール。攻守のキーマンであるファビーニョが欠場となれば、大きな打撃となりそうだ。(Football ZONE web編集部)

リバプールMFファビーニョ(右)の状態を心配するクロップ監督【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)