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一度はマリアーノが背負った背番号7が、クラブの“忖度”によりアザールに渡る

 レアル・マドリードベルギー代表MFエデン・アザールは、クラブの伝統的な背番号「7」をつけることになった経緯をフランス紙「レキップ」に語っている。それは、望んだものではなくクラブの“忖度”だったという。

 アザールは今季、イングランドプレミアリーグチェルシーからレアルに移籍した。そこで発表された背番号7は、かつてのエースだった元スペイン代表FWラウール・ゴンサレス氏や、ユベントスに移籍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが着けていたもの。そうした意味では、次の「レアルの顔」という意味合いも読み取れた。

 一方で、昨季にその背番号7はスペイン育ちのドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスが着けていた。その前のシーズンフランス1部リヨンで過ごし、わずか1年で復帰したマリアーノにロナウドが退団した直後の7番を与えることが、クラブの期待の表れとも受け取られていた。

 しかし、アザールにあっさりと7番が変わったことで、ちょっとした反発やアザールによる「強奪説」もあった。その経緯について、アザールはこう話している。

「(7番は)もともとはマリアーノのものだった。それをくれと言うのは、自分のスタイルではないから望んでいなかった。もちろん、10番はモドリッチのものでもあるからね。チェルシーでは初年度に17番を選んだことを覚えてくれている人もいるかもしれない。ただ、背番号が発表される数週間前に、クラブマリアーノに対して『7番をアザールに渡さなくてはならない』と話したんだ」

 アザールによれば、7番を背負った経緯は完全なるクラブの“忖度”だったようだ。その背番号を着けることによるプレッシャーとも戦っているアザールだが、ラウール氏やロナウドの印象が色濃く残る番号を自分の色に染めていくことができるだろうか。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードに移籍し、7番を背負うMFエデン・アザール【写真:Getty Images】


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