写真提供: Gettyimages

2022FIFAワールドカップカタールアジア2次予選では4連勝を飾り、勝ち点で後続を大きく突き放している日本代表。今年の1月に開催されたアジアカップでも認識した通りアジアサッカー水準がまさに上り調子にあると言えるが、その中でのこの4連勝という結果は素直に喜ぶべきだと私は考える。とはいえ、この4連勝を素直に喜べない人が多いのは、本当に内容の伴った結果なのかどうか判断がつきにくいからである。

中でも森保一監督が率いる新生サムライブルーにおいて「2列目をどうするのか」という議論が各方面から飛び交っている。ポゼッション、インテンシティ、創造性など、90分通したゲーム展開の中で一体何に重きを置くかによっても変わってくるこの問題。

今回は森保体制において2列目を担うことになる7選手を比較していきたい。対象選手は伊東純也、鎌田大地久保建英、堂安律、中島翔哉原口元気南野拓実の7選手。選手データSofaScore、そしてサッカービデオゲームFIFA20を参考にした。


画像: ドリブル、ボールコントロール比較

ドリブルとボールコントロール

ドリブルでは中島翔哉が1つ抜きん出る結果になっているが、原口元気久保建英南野拓実も負けていない。いずれも個人突破から仕掛けられるというメリットを持ち合わせている。

ボールコントロールはどうか。森保監督のファーストチョイスである、堂安律・南野拓実中島翔哉を押さえ鎌田大地トップという結果に。前線でボールコントロールできる能力は非常に重宝される観点から鎌田大地のこのスキルは森保ジャパンにとって追い風になるかもしれない。


画像: 決定力、ダッシュ比較

決定力とダッシュ

決定力は鎌田大地、そして南野拓実トップとなった。彼らは相手に臆することなく前線に飛び出しゴールの機会を伺う姿勢が他よりも強い。特に南野拓実タイミングも絶妙で、チャンピオンズリーグ第2節ではアンフィールドで見事なゴールを流し込んだ。

ダッシュについては、伊東純也が大きなスコアで圧倒している。スピードスターでありながら、昨シーズン途中加入したKRCヘンクでもすぐに主力を張ることができたその順応性は日本人離れしてるのかもしれない。


画像: FIFA選手値、市場価値比較

FIFA20での選手値と市場価値

最後にFIFA20での選手の総合値と市場価値を表した。上記の通り、中島翔哉が6選手に差をつけた形となっている。まだまだ伸び盛りの選手が多い中で、ここの数値よりさらにワンステップ上昇することを願っている。

果たして今後森保監督は誰を配置させ、このモヤモヤ感を払拭させるのか。いち早く解を見つけ出し、アジア最終予選ひいては本大会で躍動できることに期待したい。



(出典 news.nicovideo.jp)