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    2017年08月

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    【インタビュー】「最後まで男だった」 酒井高徳が旧キャプテンと交わした会話とは | ニコニコニュース



    地元である新潟でオフを過ごした酒井。リラックスした表情でインタビューに応じてくれた [写真]=嶋田健一
    サッカーキング

     理想のキャプテン像は人それぞれだ。味方を叱咤、鼓舞するタイプや仲間をサポートするタイプ、黙ってついてこいタイプ……。いろいろな理想像があるだろう。

     私の場合、高校生の時に“キャプテン”というものに就いたが、それはその競技で同じ学年の女子が1人もいなかったためで、任命されたとか、推薦されたとか、そんな立派なものではなかった。キャプテンという立場にプレッシャーを感じたこともなければ、反対に充実感を感じたこともない。そもそも個人競技だったし、今振り返れば「キャプテンっていう響き、なんかかっこいいなあ」と思っているような、名ばかりのキャプテンだった。

     だから、酒井高徳のプレッシャーは想像もつかない。リーグ創設時のオリジナルメンバーであるハンブルガーSVで、しかもブンデスリーガにおいて日本人初のキャプテンだなんて。4大リーグ(ブンデスリーガ、プレミアリーグ、セリエA、リーガ・エスパニョーラ)に広げても、日本人がキャプテンに就任するのは初めてだと言うではないか。そんな大役、考えるだけで胃がキリキリしてきそうだ。長らく日本代表でキャプテンを務める長谷部誠も、ドイツでキャプテンマークを巻いたことはあるが、それは一時的なもの。酒井が新しい歴史を作ったと表現しても決して大げさではないだろう。

     言うまでもなく、日本人が海外クラブでキャプテンを務めるのは簡単なことではない。慣れない生活環境やサッカーのスタイルに適応できるのか、というレベルの話ではないし、たとえ本人が意識していなくても、周囲の目は明らかに変わるものだ。酒井は「今までどおり、自分のやるべきことを続けて、変わらずにいようと思った」と言うが、やはり今までどおりというわけにはいかなかった。「勝手に壁を作られましたね。『お前、キャプテンになって変わったな』と嫌味を言われることだってありましたよ。元々、僕は静かなタイプなんですけど、それがクールぶっているように見られたり……」。生え抜きの選手でなければ、ドイツで生まれ育ったわけでもない。仲の良かった選手までもが、冷たい態度を取ってきた。

    「そういう雰囲気は最初だけだと思っていましたけど、僕に近寄らなくなった選手には、自分から話しかけに行きました。そうしたら、次第に『あの選手にこう伝えてくれないか?』と頼ってもらえるようになりました。いい意味で、キャプテンいじりをされることも増えましたよ」

     選手には褒めて伸びるタイプもいれば、発破をかけることで燃えるタイプもいる。試合の映像をチェックする時は、プレーよりも失点に絡んだ選手の態度を注視するようになったという。「一番気を付けたのは、その選手のキャラクターを把握すること」。新米キャプテンは、オフの日もチームのことばかり考えていた。

     2部降格の危機にあったハンブルガーSVは、酒井がキャプテンに就任してから徐々に調子を取り戻していった。順位も一時は13位に上がり、チームには余裕が生まれてきた。しかし、残留確定を目前にして3連敗を喫してしまう。ベテラン選手の「チームには何の問題もないと思う。みんなが心のどこかで、『あと3試合ですべて終わる』と思っていたんだろう。それは慢心だよ」という鋭い指摘に、酒井は大きく頷いた。そして、こう呼びかけた。

    「あと18日で残りの人生が決まる。2部に降格したことのないチームを、初めて降格させたメンバーになっていいのか。俺のことは嫌いでもいいから、残りの18日間だけ我慢してくれ。それが終わったら好きなようにしていいから。俺も残留のためにすべてを尽くす。俺を信じてついてきてくれ」

     まさにキャプテンの言葉だった。再び一つにまとまったチームの結末は、今さら説明するまでもないだろう。

     日本に朗報が届く中で、私にはずっと気になっていたことがあった。それまでキャプテンを務めていたヨハン・ジュルーとの関係性だ。酒井がシーズン中にキャプテンになったということは、シーズン中にキャプテンを外された選手がいるということで、気まずくなってはいないだろうかと勝手に心配していた。しかも、ジュルーはシーズン終盤に2軍落ち。私だったら、自分のせいではないと分かっていても、罪悪感を抱えてしまう。しかし、そんな心配は杞憂だったようだ。

    「チームで一番と言っていいほど仲が良かったんですよ。だから、キャプテンに任命された時、すぐにジュルーのところに行って、2人で話しました。彼はこう言ってくれたんです。『お前に対してじゃなくて、チームに対しては不信感を抱いている。正直、キャプテンを外されたことに残念な気持ちはある。でも、それでチームが変わるのであれば受け入れるし、新しいキャプテンがお前で良かった。他の選手だったら、俺がキャプテンを続けると言っていたかもしれない。何か力になれることがあれば、いつでも言ってくれ』と。だから、自分の近くにいて、何かあったら本当に助けてほしいと伝えました」

     酒井がキャプテンに就任したことで、あからさまに態度を変えるチームメートがいた中で、陰ながらサポートしてくれるジュルーの存在は大きかった。だが、名門クラブのキャプテンという重圧と責任、緊張感は想像以上だった。プレッシャーのかかる試合が続き、酒井にはチームを離れた戦友を気にかける余裕がなくなっていったという。だからこそ、すべてが終わった時にきちんと伝えたい言葉があった。

    「お前にとって、残酷なシーズンだったかもしれないけど、チームに貢献してくれてすごく助かった。1軍だろうが、2軍だろうが、最高の友達だ。チームのために我慢して、すべてを受け入れてくれた姿勢に感謝する。これからもずっと友達だよ」

     最終節のヴォルフスブルク戦後、2人は取材エリアで熱い抱擁をかわしていた。

     酒井高徳という人間は、自分の思いを、自分の言葉で伝えようとする男だ。そこが彼の魅力であり、マルクス・ギスドル監督が大役を任せた理由の一つかもしれない。インタビュー時間が予定をオーバーすることはしばしば。こちらもついつい聞き入ってしまうものだから、誰かに止められるまで会話が終わらない。時間をかけて言葉を紡ぐ姿は真っすぐで、たとえドイツ語であったとしても、その思いはしっかりと相手に伝わると思う。

     酒井が新シーズンもキャプテンマークを巻くかどうかは分からない。続投となっても、また残留争いをするようなことになれば、同じ苦しみを味わうかもしれない。それでも、私は見たいと思う。勝利のために走り続け、最後まで決して諦めない。選手のキャラクターに合わせて声をかけたり、ドイツ語で審判に抗議したり、オーバーリアクションでサポーターを盛り上げたりする酒井高徳、かっこいいじゃないか。

    インタビュー・文=高尾太恵子
    写真=嶋田健一、ゲッティイメージズ



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    久保裕也は後半途中出場も不発…ヘント、開幕戦で競り負け黒星スタート | ニコニコニュース



    ヘントに所属する久保裕也(写真は昨季4月のズルテ・ワレヘム戦)[写真]=Getty Images
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     ベルギー1部のジュピラー・プロ・リーグ開幕節が30日に行われ、シント・トロイデンとFW久保裕也の所属するヘントが対戦した。27日のヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦ファーストレグでフル出場した久保だが、リーグ開幕戦はベンチスタートとなった。

     試合は39分、アウェイのヘントが先制した。カリファ・クリバリが前線にスルーパスを送ると、反応したフランコ・アンドリヤシェヴィッチがペナルティエリア内右に抜け出し、右足シュートでゴールネットを揺らした。

     1点リードで折り返したヘントは61分、エリア手前左からのFKでダニエル・ミリチェヴィッチが右足でゴール右隅を狙うが、相手GKの好セーブに阻まれる。シント・トロイデンは直後の63分、右サイドに抜け出したアレクシス・デ・サールがクロスを入れると、ファーのイゴール・ヴェトケレが頭で叩き込み、試合を振り出しに戻した。

     追い付かれたヘントは72分にアンドリヤシェヴィッチを下げて久保を投入。だがその直後、シント・トロイデンはエリア手前左でキープしたサミュエル・アサモアが走り上がったクリスティアン・セバージョスにパス。セバージョスはそのままエリア内左に進入し、左足シュートで逆転ゴールを奪った。

     しかし、ヘントも黙ってはない。直後の75分、左サイドで久保が獲得したFKで、ミリチェヴィッチが中央に低目のボールを送ると、ゴール前のサムエル・ギゴが右足で合わせて、同点に追い付いた。勝ち越したいヘントは85分、久保がエリア内左で粘り、シュートまで持っていくが、相手GKに阻まれた。

     攻め込んでいたヘントだが、勝ち越しゴールを奪ったのはシント・トロイデンだった。88分、S・アサモアがドリブルで持ち上がり、敵陣中央でセバージョスとスイッチ。そのまま持ち上がったセバージョスがエリア前中央で左足を振り抜くと、シュートはゴール右隅に決まった。

     試合はこのまま終了し、ヘントは2-3で競り負けて黒星スタートとなった。なお、久保は72分から途中出場した。

     ヘントは3日に敵地で行われるEL予選3回戦セカンドレグでラインドルフ・アルタッハ(オーストリア)と対戦。シント・トロイデンは5日にリーグ第2節でズルテ・ワレヘムとのアウェイゲームに臨む。

    【スコア】
    シント・トロイデン 2-3 ヘント

    【得点者】
    0-1 39分 フランコ・アンドリヤシェヴィッチ(ヘント)
    1-1 63分 イゴール・ヴェトケレ(シント・トロイデン)
    2-1 72分 クリスティアン・セバージョス(シント・トロイデン)
    2-2 75分 サムエル・ギゴ(ヘント)
    3-2 88分 クリスティアン・セバージョス(シント・トロイデン)



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    内田と乾の4年ぶり対決は実現せず…シャルケがオウンゴールでエイバルに勝利 | ニコニコニュース



    2013年4月20日のブンデスリーガで対戦した内田(左)と乾(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
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     プレシーズンマッチが30日に行われ、DF内田篤人が所属するシャルケとMF乾貴士が所属するエイバルが対戦した。内田と乾はともに先発メンバーから外れた。

     シャルケは23分、左サイドのバスティアン・オツィプカがアーリークロスを送ると、ファーに走り込んだフェリックス・プラッテがダイビングヘッドを放つが、シュートはクロスバーの上に外れた。

     試合はスコアレスで折り返し、67分に動いた。エイバルは左サイドバックのホセ・アンヘルが、シャルケのアミーヌ・アリに詰められ、GKに浮き球のバックパス。すると、ボールは前に出ていたGKの頭上を越えて自陣のネットを揺らし、オウンゴールとなった。

     なかなか反撃が実らないエイバルは88分に乾を投入。直後にドリブルでエリア内に切り込むが、コケの守備に阻まれてシュートまで持ち込めなかった。試合はこのままタイムアップを迎え、シャルケがオウンゴールの1点で1-0の勝利を収めた。

     なお、乾は88分からプレーしたが、内田は出場せず。乾がフランクフルト時代の2013年4月20日に行われたブンデスリーガ第30節以来、約4年ぶりの対決は実現しなかった。

    【スコア】
    シャルケ 1-0 エイバル

    【得点者】
    1-0 67分 オウンゴール(ホセ・アンヘル)(シャルケ)



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    ポドルスキのキャプ翼スパイクが独でも話題「マンガシューズでファンの心に一撃」 | ニコニコニュース



    キャプ翼スパイクでデビュー戦に臨んだポドルスキ [写真]=JL/Getty Images for DAZN
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     Jリーグ初出場で2得点という衝撃的なデビューを果たしたヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ。日本国内同様、ドイツでも一晩経ってポドルスキの履いていたスパイクが話題になっている。

     ドイツ誌『シュポルト・ビルト』は「ツバサ・シューズとともに:ポルディはすでに神戸の王様」と見出しで記事を掲載。世界的に人気のサッカー漫画『キャプテン翼』の大空翼が右足に、日向小次郎が左足に描かれたスパイクに注目している。

     デビュー戦では、日向小次郎が描かれた左足で、まさに漫画さながらの鋭いシュートを披露。試合後には、「シュートを打つチャンスがあるなら、打つだけさ。入るときもあれば、入らないときもある」とストライカーらしいコメントを残した。

     ポドルスキの地元ケルンの『エクスプレス』紙も「ポルディがマンガシューズでファンの心に一撃」という見出しでスパイクに言及し、ポドルスキ本人のコメントも紹介している。

    「このシューズは、随分前から持っていたんだ。日本へ旅立つ前にはもう見つけていたんだよ。原作者(の高橋陽一先生)に会うことも出来たしね。今日の試合でこのスパイクを履いていたことは、理想的な形でハマったね」と地元ケルンの記者に、大好きなマンガのスパイクで狙い通りの活躍ができた喜びを語った。



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    独代表DFがイタリアで受けた人種差別の根絶を訴える 「僕は正義が欲しいだけだ」 | ニコニコニュース



    フットボールゾーンウェブ
    Football ZONE web
    今夏ローマからチェルシーに移籍したリュディガーが英メディアに心境吐露

     

     今季ローマからチェルシーに移籍したドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが、イタリアサッカー界にはびこる人種差別の根絶を国際サッカー連盟(FIFA)に要求した。イタリアでの辛い体験を振り返り、「僕は正義が欲しいだけなんだ」と心境を吐露している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

     

     リュディガーはドイツ人の父、シエラレオネ人の母を持ち、ベルリンで生まれた。シュツットガルトでプロデビューを果たすと、2015年から2年間ローマで過ごした。今夏チェルシーへの移籍で活躍の場をイングランドへ移したが、イタリアでの辛い経験について振り返っている。

     

    「僕は正義が欲しいだけなんだ。FIFA、あるいはイタリアサッカー連盟は差別をする人たちをスタジアム入場禁止にしてほしい」

     

     24歳の万能DFはこう語った。2シーズン過ごしたイタリアでは、自身も含めた黒人選手への人種差別が顕著となっているようで、リュディガーは心を痛めている。

     

     

    「イタリア人全員ではないけれど…」

     

    「イタリアにいる人全員がそういう人ばかりではない。イタリアで差別の話になると、イタリア人全員が差別をすると考える人もいるがそんなことはない。僕が言いたいのは、差別をする特定の人たちのこと。そういう人たちはスタジアム入場禁止になるか、罰金を支払う必要がある」

     

     リュディガーは差別を受けた時の気持ちを、「孤独を感じる」と表現している。「みんな『冷静になれ』とか『何もしなければいい』と言う。黒人でない人だったり、そういう気持ちを味わったことのない人が言うのは簡単なこと」と、周囲から理解を得られないもどかしい気持ちを説明。「人はそれぞれ違うんだ。ある人は受け入れて反応しなくても、反応する人もいる。僕はどちらの立場も理解できる」と語った。

     

     チェルシー加入を「夢」と話すリュディガーは、イングランドで充実の日々を過ごすことができるだろうか。

     

    【了】

     

    フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

     

    ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

     

     

     



    (出典 news.nicovideo.jp)

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