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    2017年07月

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    【コラム】大阪ダービーで堅守と値千金の決勝弾…三浦弦太、日本代表第3のセンターバックに名乗り | ニコニコニュース



    G大阪でレギュラーとして活躍する三浦弦太 [写真]=JL/Getty Images for DAZN
    サッカーキング

     3万6177人の大観衆が集結した29日の大阪・市立吹田サッカースタジアムで行われたガンバ大阪対セレッソ大阪。暫定首位のセレッソが前半から押し込み、後半立ち上がりに杉本健勇の先制点が飛び出す中、ガンバは凄まじい反撃を見せた。65分に新戦力FWファン・ウィジョが巧みなヘッドで同点弾を挙げると、その12分後には井手口陽介の左CKから逆転ゴールを奪う。ニアサイドのフリースペースに絶妙の飛び込んだのは、今季から最終ラインを統率する22歳のDF三浦弦太。

    「陽介からいいボールが入りましたし、相手がゾーンディフェンスで来ていて自分にはマークがついていなかった。それを狙っていたんで、いい入り方ができてよかった」と本人もしてやったりのゴールを決め、勝利を決定づけた。最終的に、ガンバは途中出場のアデミウソンがダメ押しとなる3点目を奪って3-1で完勝。今後のタイトル争いに向けて大きな弾みをつけることに成功した。

    「(ここまで)リーグ戦で連敗してましたけど、チーム全体にネガティブな雰囲気はなかった。全員で大阪ダービーを楽しんで勝つという雰囲気があったし、みんな最後まで諦めていなかった。そういう環境を作ってくれたサポーターのみなさんの応援も力になった。それが今日の勝因かなと思います」と三浦は感無量の表情を浮かべた。

     自身の逆転弾はもちろんのこと、杉本に先制弾を食らった後、気を取り直して最終ラインをしっかりと統率し、セレッソ攻撃陣を封じきったことも大きかった。若き守備の要の存在価値を改めて示す絶好の機会になったのは間違いない。

     三浦は大阪桐蔭高校から清水エスパルス入りした新人時代から将来を嘱望された選手だった。鈴木政一監督率いる日本ユース代表時代は南野拓実(ザルツブルク)、中村航輔(柏レイソル)、川辺駿(ジュビロ磐田)らとともにチームをけん引。2014年にはAFC U-19選手権(ミャンマー)にも参戦した。が、日本は世界切符を賭けた準々決勝で北朝鮮にPK負け。三浦も大きな挫折を味わった。翌15年には所属の清水が史上初のJ2降格を余儀なくされ、さらに翌16年のリオ・デ・ジャネイロ五輪も代表落選。日の当たる舞台から遠ざかり続けた。

     そんな悪循環から脱するきっかけとなったのが、今年1月のガンバ移籍である。高校時代を過ごした地に戻って心機一転、迎えた今季は長谷川健太監督から絶大な信頼を得て、開幕からコンスタントに最終ラインのコントロール役を託された。今季J1のガンバはスタートから5試合無敗。4月7日の第6節サンフレッチェ広島戦で初黒星を喫したが、そこから再び6試合無敗という躍進を見せ、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督に抜擢されるところまでこぎつけた。

     A代表初招集となった6月のシリア代表(東京)、イラク代表(テヘラン)の2連戦は試合出場こそ叶わなかったものの、「若い三浦はこの2カ月のパフォーマンスが最も良い選手。1、2年後には素晴らしいセンターバックになる。パワー、テクニックもあり、喋ることもできますから。あの年齢ですでに全員に向かって喋れる。そういう強いキャラクターが日本には必要」と統率力・発信力の高さを高く評価されていた。その長所はクラブの試合を重ねるごとに研ぎ澄まされ、今回の大阪ダービーでも目を引いた。

    「ガンバのセンターバックのパートナーは(外国人の)ファビオなんで、声を出すのは僕の役目。チームを鼓舞する声だったりは意識してやっています。ガンバはうまい選手が多いし、自分の良さも出せるんで、プレーしやすい環境ではある。毎日の練習や試合も刺激になっているし、本当に充実したシーズンを送れています」と本人も自身の進化を実感できている様子だ。

     それだけに、8~9月の2018 FIFAワールドカップ・アジア最終予選の天王山・オーストラリア代表(31日/埼玉)、サウジアラビア(5日/ジェッダ)2連戦ではさらなる重責を託される可能性も少なくない。実際、森重真人(FC東京)が今季絶望の重傷を負った今、三浦は吉田麻也(サウサンプトン)、昌子源(鹿島アントラーズ)に続く「第3のセンターバック」という位置づけまで来ている。ハリル体制で招集されている植田直通(鹿島アントラーズ)や丸山祐市(FC東京)が今後1カ月間で劇的に調子を上げない限り、そのポジションは変わりそうもない。つまり、万が一、吉田と昌子に何かアクシデントがあった場合には、彼が大一番のピッチに立つことも考えられるということなのだ。

     その状況を視野に入れ、三浦にはより安定感と存在感を高める努力を求めたい。目下、ガンバは19試合を終えて勝ち点35の暫定3位で、総失点はリーグ2番目タイの19だが、まだまだ守りのミスを減らせるはずだ。

    「セレッソ戦の失点場面にしても、自分としては危機感はある。ちょっとしたことで守れる失点だったんで、常に油断することなくやりたいし、改善していけたらいいと思います」と鉄壁の守備を構築し、日本のトップの躍り出るべく、若きセンターバックは気を引き締めて自己研鑽に励んでいくに違いない。

    文=元川悦子



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    ラキティッチ、“クラシコ”での審判の態度を非難「3度侮辱された」 | ニコニコニュース



    審判(左)と話すラキティッチ(中央) [写真]=AMA/Getty Images
    サッカーキング

     バルセロナのクロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチが、29日に行われたレアル・マドリードとの“クラシコ”における審判の態度を強く非難した。スぺイン紙『マルカ』が報じている。

     バルセロナはインターナショナル・チャレンジカップ(ICC)2017アメリカラウンドで、レアル・マドリードと対戦。バルセロナがアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ラキティッチと序盤に連続ゴールを奪うと、レアル・マドリードも14分にクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチ、36分にスペイン代表MFマルコ・アセンシオが相次いで得点して同点に。結局、50分にブラジル代表FWネイマールのフリーキックからスペイン代表DFジェラール・ピケがゴールを決め、バルセロナが勝利を収めた。

     得点を決めて勝利に貢献したラキティッチだが、試合後にインタビューに応じ、この試合の審判を担当したメキシコ系アメリカ人のハイル・マルフォ氏の態度に問題があったことを明かしている。

    「僕のことをよく知っている人々なら、僕を怒らせることは難しいと分かっているだろう。でもあのレフェリーがそれをやってみせた」。

    「僕を3度も侮辱したんだ。僕は普段、審判たちに対し常にリスペクトの気持ちを持とうと思っている。だからこそ、人に対して敬意を払えない人は嫌いだ」。

     現時点でマルフォ氏側からはコメントもなく、発言の真相は分からないが、ラキティッチは試合中に審判の判定ではなく態度に怒りを露わにしていたことは間違いないようだ。



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    マンC次世代エースが赤っ恥… 完璧な展開からのシュートミスを英メディア酷評 「完全にヘマ」 | ニコニコニュース



    フットボールゾーンウェブ
    Football ZONE web
    ジェズスがICCトットナム戦で目を疑うミスを犯す

     

     マンチェスター・シティのブラジル代表FWガブリエル・ジェズスは、アメリカのナッシュビルで行われたインターナショナル・チャンピオンズカップのトットナム戦で衝撃のシュートミスを犯し、英メディアからは酷評されている。

     

     目を疑うようなミスが起きたのは、シティの1-0リードで迎えた前半アディショナルタイムだった。中盤での巧みなパス交換からトットナム最終ラインの裏を突いたMFケビン・デ・ブライネが、右サイドを抜け出す。シュートも選択できる状況のなか、デ・ブライネは相手GKの注意を完璧に引きつけ、2タッチ後にゴール正面へグラウンダーでパスを送る。ここに走りこんだのは、次代のブラジル代表エースだった。

     

     完全フリーでゴールに押し込むだけだったが、左足で放ったシュートはゴールマウスを捉えるどころか、右サイドに戻すような弾道となって枠を逸れていく。完璧なお膳立てを見せたデ・ブライネも呆然とした表情を見せ、ヘッドスライディングの格好でピッチに滑り込んだジェズスは、ピッチに顔を埋めた。

     

     これを受けて英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、速報で「なんてミス!」とレポート。「ワオ、シティはスパーズを再び切り裂いた。デ・ブライネは数ヤード離れたところからジェズスにお膳立てした。その代わりに、彼は完全にヘマをやらかした。トンデモナイ方向に打ってしまった」と酷評している。

     

     若きストライカーにとっては赤っ恥のミスとなったが、シティは3-0でトットナムを下している。

     

    【了】

     

    フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

     

    ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

     

     

    【動画】マンチェスター・シティのYouTube公式チャンネルで公開された、ジェズスが犯した衝撃シュートミス

     

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    マンチェスター・シティのYouTube公式チャンネルで公開された、ジェズスが犯した衝撃シュートミス

     

     



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    ヤンチャから大人へ…“日藤のズラタン” 三田野慧、変化のきっかけは「妹との別れ」 | ニコニコニュース



    普段から妹の遺骨が納まったペンダントを身に付けている三田野慧 [写真]=川端暁彦
    サッカーキング

     7月30日、全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技2回戦が宮城県内各地で行われた。日大藤沢高校(神奈川2)は、この日から登場となるシード校・昌平高校(埼玉)と対戦。1点を先に奪われる苦しい流れの試合となったが、68分に途中出場のFW三田野慧の起死回生の同点ゴールで流れをつかむと、その直後にオウンゴールから逆転。前年度4強の優勝候補を下し、見事に3回戦進出を決めた。

     立役者となった三田野は主将のDF安松元気から「ちょっと見たことがないくらいに変わっている。本当に個が強い」と評される“超個性派”キャラクター。我の強い選手に対する指導には定評のある佐藤輝勝監督も、「1、2年生のころの三田野は本当にヤンチャな子で、大変だったんですよ」と何かを思い出したような顔をしながら笑顔で振り返る。ただ、「今年になって本当に大人になってくれた。以前だったら、スタートのメンバーでないことを受け入れられなかったと思う。でも今は自分の役割を受け入れた上で、やってくれた」

     変化のきっかけについて本人に話を向けると、一つの別れがあった事実を告げられた。昨年末、まだ11歳の若さだった妹の三田野純さんが突然の病気に倒れ、帰らぬ人となってしまったのだ。

    「それからですね。『俺が頑張らなきゃ』と、スイッチが入った。妹もサッカーをやっていて、トレセンとかにも選ばれてて、『一緒に日本代表になろう』と言い合っていた。自分にとって妹は家族であると同時にサッカー友達。一緒にサッカーの話をしたり、ウイイレをやったり、そういう関係だった。だから家族とサッカー仲間を一緒になくしたというか、2倍悲しいような感覚だった」(三田野)

     ちょうどこのころ、自身はサッカー部の中で沈んでいるタイミングだった。Bチームに落とされ、「大したケガでもないのに長く休んでいたりした」(三田野)という少し腐り気味の状態。だが、もうそんな甘えたことを言っているわけにはいかなくなった。葬儀の2日後には早くも合宿に参加。「そこから一気に切り替えた」。もう一度、大好きなサッカーへ、すべてをぶつけていく覚悟を固めた。

     妹の遺骨が納まったペンダントを家族全員が普段から身に付けており、「いつも一緒」なのだと笑って言う。試合中は装身具に関する規制があるため、妹のことも知っていたというマネージャーに着けてもらっているそうで、ピッチ脇から試合を見守ってもらっていた。

     こんなふうにちょっと重い話を聞いているはずだが、本人の語り口は至って明朗で、時には冗談も交えて暗いムードを一切作らせない。“お涙ちょうだい”ではなく、本人がどこまでも前向きで挑戦的なのも印象的で、何より魅力的だった。監督と仲間がそろって「ムードメーカー」と評していたのも納得である。この日もウォーミングアップから声を出し続け、ゴールが決まれば「マジで気持ち良かった」と絶叫してみせた。

    「本気でプロになりたいと思ってるんで」。殊勲のストライカーはそう言って笑った。目指すのは「ホントにカッコイイ」と憧れるズラタン・イブラヒモヴィッチ。さまざまな感情も背負いつつ、しかしどこまでも明るく前向きに、情熱的に。「日藤のズラタン」はこれからもまた、大好きなサッカーを全力で表現する。

    取材・文=川端暁彦



    (出典 news.nicovideo.jp)

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    神戸・ポドルスキ、J1デビュー戦で見せた異次元。W杯優勝戦士、勝利への貪欲な執念と献身 | ニコニコニュース



    ヴィッセル神戸でのJ1デビュー戦で2ゴールを奪ったルーカス・ポドルスキ【写真:Getty Images】
    フットボールチャンネル
    後半開始直前、ピッチ上で異彩を放っていた空間が

     ヴィッセル神戸入りした元ドイツ代表で一時代を築いたストライカー、FWルーカス・ポドルスキ(前ガラタサライ)が鮮烈なJ1デビューを飾った。大宮アルディージャをホームのノエビアスタジアム神戸に迎えた、7月29日のJ1第19節で先制&決勝と挨拶代わりの2ゴールをゲット。日本サッカー界へ衝撃を与えた一方で、32歳のレジェンドが見せた勝利への貪欲なまでの執念と、文化も風習もすべてが異なる新天地・日本へ一刻も早く溶け込もうとする必死な思いを追った。(取材・文:藤江直人)

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     後半のキックオフへ向けて、両チームの選手たちが姿を現しはじめたノエビアスタジアム神戸のピッチ。ヴィッセル神戸が2人の選手を同時に交代させる用意を進める一方で、異彩を放つ空間があった。

     大宮アルディージャを迎えた29日の第19節で待望のJ1デビューを果たした新外国人、ルーカス・ポドルスキが自陣の中央でおもむろに味方をつかまえ、身ぶり手ぶりで何かを熱く訴えかけている。

     時間にして1分以上は続いただろうか。両チームともに無得点で折り返した後半で勝負をかけて、白星をもぎ取るために。キーマンを託された左サイドバックの橋本和が、会話の内容を明かしてくれた。

    「練習のときから、ちょっとした英語で割かしコミュニケーションを取ってきたほうなんですよ。あのときは『左利きの自分が開いてボールをもつと、(左サイドバックの)お前の動きがすごくよく見える』と。だからポドルスキがいい体勢でボールを受けたら『思い切って前へ飛び出してくれ』と。そう言われました」

     今年3月に引退したドイツ代表で、130試合に出場して49ゴールをマーク。3度のワールドカップに出場し、背番号「10」を託され、2014年のブラジル大会では頂点にも立った32歳のストライカーは、果たしてどのようなパフォーマンスを魅せてくれるのか。

     1万9415人のファンやサポーターが駆けつけ、期待と興奮が渦巻くなかで午後7時のキックオフを迎えた前半の45分間は、残念ながら拍子抜けの思いを禁じ得なかった。

     気温29.5度、湿度82%、なおかつ無風という蒸し風呂のような劣悪なコンディションにスポイルされたのか。あるいはお互いを知り、良好なコンビネーションを構築するための時間がまだ足りなかったのか。

     ヴィッセルでも「10番」を託された男は、ほとんど動けなかった。放ったシュートは1本だけ。終了間際に放った直接フリーキックは、壁に入ったアルディージャのDF菊地光将の頭に防がれた。

     むしろ目立ったのは、チームメイトに対する派手なジェスチャーだった。カウンターに転じたときのパスがずれたとき、クロスの軌道が合わなかったときは容赦なく吠えまくり、正確なボールを要求した。

    すべては勝利のために。ゲームの流れを読むセンス

     天を仰ぐ場面もあれば、うなだれる場面もあった。中盤や時にはボランチの位置にまで下がって攻撃の組み立てに参加しようとした場面もあったなかで、前半39分にはチャンスが生まれかけている。

     右タッチライン際の低い位置でボールをもったポドルスキが、左斜め前を向いた直後だった。利き足の左足から放たれた、ピッチの幅を目いっぱいに使ったサイドチェンジのパスが寸分の狂いもなく橋本へ通る。

     橋本がボールを前へもち運ぶ間に、ポドルスキは相手ゴール前へ移動。最終的にはシュートシーンまで至らなかったが、橋本からのリターンを受けてペナルティーエリア内へ強引に侵入しようとした。

     橋本と絡んだこのプレーが、なかなか機能しない攻撃を活性化させるためのヒントになったのか。後半開始前のピッチで繰り広げられた、緊急の作戦会議には続編があると橋本は笑う。

    「ストライカーというよりは、本当の意味での『10番』の選手みたいなパサーもやると。このチームではそういう役割もやる、みたいなことを言っていたので。その意味で、左サイドでどんどん前へ飛び出していってくれ、という感じで僕に言ったんだと思います。

     試合の流れを自分で読むというか、そういう経験はすごく豊富な選手ですし、キック自体もものすごく正確ですからね。タメを作ることもできるし、左右に散らすこともできる。実際、前半には僕にもすごくいいボールが入ってきたし、その意味では明らかにいい感じだったと思います」

     ヴィッセルを率いるネルシーニョ監督も、前半の攻撃が停滞した理由を「ボールをバイタルエリアにまでもち運べなかった」と総括している。司令塔タイプの選手が不在だったうえ、ボランチの位置からパスの出し手となっていたニウトンもハーフタイムでベンチに下がっていた。

     そうした状況を踏まえたうえで、ポドルスキは後半からストライカーと司令塔の一人二役を担うと橋本に告げた。前半は何も自分中心の考え方で苛立ち、周囲に向かって吠えていたわけではなかった。

     どうすれば相手ゴールをこじ開けられるのか。どうすれば勝利を手繰り寄せられるのか。すべては新たに加わったヴィッセルのために。思考回路をフル回転させながら、後半の戦いに臨んでいた。

    Jリーグでは異次元のミドルシュート。衝撃の一撃

     試合が動いたのは、キックオフからわずか4分後だった。途中出場したMF松下佳貴からボールを受けたポドルスキが、相手に背を向けた体勢から振り向きざまに、助走もほとんど取ることなく、それでもゴールまで20メートル以上も離れた位置から強烈かつ正確な一撃をゴール右隅に叩き込んだ。

    「ハーフタイムにああいうことを僕に言いながら、それでも点を取るんですからね」

     思わず苦笑いを浮かべた橋本も、虚を突かれた一人だったはずだ。ゴール前にはアルディージャの選手たちが密集し、体勢的にも十分でなかった。それでもパスを受けた直後に一瞬だけルックアップして、わずかに空いていたコースを確認すると、迷うことなく全幅の信頼を置く左足を振り抜いた。

    「ミドルシュートは入るときもあれば、入らないときもある。その意味では、今日は入ってよかった」

     試合後の取材エリアで衝撃的な来日初ゴールを淡々と振り返ったポドルスキだが、相手GK加藤順大の目の前でワンバウンドさせた軌道を含めて、すべてが完璧かつ異次元の一撃だった。左サイドで戦況を見つめていた橋本は、世界を相手に戦ってきた男の真骨頂を感じずにはいられなかった。

    「あからさまにペナルティーエリアの外側だったのに、たったひと振りでゴールになるんですからね。やっぱりとんでもないもんやな、と思いますよ。2点目だってしっかり相手を腕で押さえながらヘディングしていた。デビュー戦で2点も取るなんて、なかなかできないことなので」

    日本語で「変な言葉」を言いながら味方の得点を祝福

     後半15分に追いつかれたわずか2分後に、右サイドからMF大森晃太郎があげたクロスを今度は頭で決めたポドルスキがさらに眩いスポットライトを浴びる。もっとも、勝利に貪欲な姿勢とは対照的な素顔が飛び出したのは、アルディージャの戦意を完全に喪失させた刺した後半33分だった。

     相手のクリアがこぼれたところへ、先発メンバーでは最年長となる34歳、ボランチの田中英雄が勢いよく走り込んでくる。まるでポドルスキに倣え、とばかりに利き足とは逆の左足をペナルティーエリアの外側から迷うことなく振り抜くと、強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さった。

     田中にとっては2015年4月25日の鹿島アントラーズ戦以来、実に約2年3ヶ月ぶりとなるゴール。チームメイトたちにもみくちゃにされ、手洗い祝福を受けた最後にポドルスキが笑顔で抱き着いてきた。

    「めちゃ喜んでくれていました。日本語で何かを、この場ではちょっと言えないようなことを言いながら」

     昨年9月の練習中に左ひざの前十字じん帯を損傷。全治約半年の大けがを必死のリハビリで乗り越えた田中にとって、アルディージャ戦が復帰2試合目だったことを知っていたのか。笑顔のポドルスキが投げかけてきた言葉のヒントを、ベテランは苦笑いしながら明かしてくれた。

    「いまはいろいろな日本語を覚えているところなのでね。まあまあ、生活用語もそうやし、変な言葉も。誰から教わったのかはわからへんけど」

     サッカーに限らず、来日した外国人選手は下ネタの日本語を積極的に覚えることが多い。田中の言う「変な言葉」にポドルスキも興味津々で、それを駆使することがより早くチームに溶け込むことにもつながると思っているのだろう。

     極東に位置する異国の地の文化や風習、気候、何よりも言語にできるだけ早く順応して、ピッチ上で良好なコンビネーションを構築していく一助にしたい――ポドルスキの必死な思いが、田中に対する“風変わりな祝福”からも伝わってくる。

    ワールドクラスの存在が与える刺激

     もっとも、田中のゴールシーンに関して時計の針を巻き戻してみたい。敵陣の中央でボールを受け、タメを作り、左サイドを攻め上がっていた橋本にパスを出したのはポドルスキだった。橋本のクロスこそ相手にクリアされたが、司令塔の役割をもしっかり果たしていたことになる。

    「ワールドクラスのフォワードとはああなんだ、というのをホンマに実感しましたし、みなさんも『すごいヤツが来た』と感じたんじゃないですか。僕自身、取ってほしいと期待される場面で2点を取るルーカスにあらためて感心させられたし、これを後半戦へ向けていい刺激にしていかなきゃいけないですね」

     サマーブレイク明けの初戦を快勝で飾ったことで、田中が残り15試合での巻き返しへ決意を新たにすれば、橋本はその先導役となる、実力と人格が備わったポドルスキのこれからをまるでファンのような感覚で見つめる。

    「言うても、来日してまだ3週間ですからね。ここからよくなっていくしかないと思うので、これからがホンマに楽しみですよ」

     DF岩波拓也が負傷で交代したこともあり、過酷な条件のなかを先発フル出場したポドルスキは勝利を告げるホイッスルが鳴り響いた直後に、ピッチ上にいた仲間たち全員と握手を交わした。精根尽き果て、右タッチライン際で座り込んでいたDF伊野波雅彦のもとまで歩み寄っていった。

     挨拶を終えた後は、ベンチから出てきたリザーブの選手たちとも喜びを分かち合う。そのなかには岩波のアクシデントがなければおそらくは途中で交代していたはずの、元日本代表FWハーフナー・マイク(前デン・ハーグ)も含まれていた。

    「最初の試合で2点を取れて、試合にも勝てたことは言葉にできないくらい嬉しい。ヨーロッパから来て環境が違うことはもちろん大変な部分はあるけど、日を追うごとによくなっていくと思う。今日が最初の一歩だし、これからどんどん、どんどん前へ進んでいきたい」

     スタジアムを去る際に、ポドルスキは静かな口調のなかに至福の喜びと不退転の決意をにじませた。勝利を求める貪欲な思いと日本に早く溶け込もうとする姿勢、そしてチームが一丸となって戦うことの大切さをも笑顔で表現しながら、ドイツ代表で一時代を築いた男の新たな挑戦が幕を開けた。

    (取材・文:藤江直人)



    (出典 news.nicovideo.jp)

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