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セリエA2019/2020シーズン開始前、ゴンサロ・イグアインが再びユベントスで大活躍できるとは誰にも想像できなかっただろう…。今年の夏の移籍期間中、彼は移籍するクラブが見つからなかった。そして移籍期間終了後、ユーベで経済的な荷物になったとメディアが酷く書き続けた。

しかし現在、得点の数では目立たなくても、彼がいいパーフォーマンスをずっと見せつけている。

特に最近の数試合、イグアインはピアニッチと同じぐらい勝敗の要になっている。そして、昨日行われた14節のミラン戦で、もう1年前の選手ではないとサポーターの前で証明した。

去年の同じ時期、2018年11月12日に行われたミランユベントスの時、イグアインミランの選手として戦っていた。試合開始から精神状態がおかしく、彼らしくない場面が次々出てきていた。結果はミランの負け。そして、イグアインはPKを外してから、レッドカードももらって退場させられた。

去年と比べたら、今年の彼は明らかに別人の選手だ。

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イグアインのパフォーマンスは精神状態による

ユーベの監督サッリは11月7日のCL、ロコモティフ・モスクワ戦の後にこう語った。「ゴンサロ(・イグアイン)はユーベからミランレンタルに行かされた頃、ずっと苦しんでいた。自分との勝負に負けたとずっと感じていた。今、彼はモチベーションを取り戻し、チームのためにベストを尽くしている。守備も頑張っている。以前と比べたら得点力は落ちたかもしれませんが、彼は我々のビルドアップにとても重要な選手となった」

確かに今までのイグアインを振り返ると、フィジカルや技術は桁外れだが、精神的に強い選手と言うイメージがない。また、彼はいつも主人公でいたいタイプだが、主人公プレッシャーには何度も潰されそうになった。

特にユーベに移籍してから彼は精神が弱いと感じ始めた。2016年の夏、ユベントスチャンピオンズリーグを優勝するためのストライカーとして彼を選択し、9000万ユーロ(約108億円)で獲得した。クリスティアーノ・ロナウドポール・ポグバに続き、セリエAの歴史の3番目高い移籍です。彼はこの責任の裏にあったプレッシャーにつぶされた。

現在、イグアイン素晴らしいプレーができているのはおそらくクリスチアーノ・ロナウド がユーベに移籍したおかげです。世界一強いと言われている選手がユーベに来たことで、クラブ、そしてサポーターの期待はイグアインから彼に傾いた。嫌なプレッシャーから解放されたイグアインプレーだけではなく、顔の表情まで柔らかくなった気がする。

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イグアインはロナウドより好まれる試合が続く

数字だけの分析をすると、今のイグアインは過去のパーフォーマンスに及ばない。今シーズンは14試合に出場して、3得点しか決めてない(ミランに移籍した時は最初の8試合だけで7得点)。しかし、ユーベは今までよりずっと彼に頼っている。

サッリはロコモティフ・モスクワ戦の最後の10分で、イグアインではなく、ロナウドを交代することを選んだ。ロナウドはそれが理解できず、ロッカールームでサッリともめたと言われている。その後、サッリは怪我の心配があったからロナウドを下げたと発言し、いったんロナウドの怒りが収まった。

しかし、昨日のミラン戦にもイグアインが最後までピッチに残った…。そして、ロナウドは後半開始からのたった10分でまた交代…。怒りを収められなかったロナウドはすぐロッカールームに戻り、シャワーし、試合が終わる数分前にスタジアムを離れたとイタリアメディア『コリエーレ・デロ・スポルト』が報じた。

新しい監督の元でユーベはプレースタイルを変えて、結果が良くても絶好調とは言えない。この際どい状況の中で頼りにされているのはサッカー界で最もバロンドールを獲得したロナウドではない。イグアインだ。

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イグアインが評価されている理由

32歳の年齢であっても、イグアインは未だにヨーロッパプレーするセンターフォワードの上位に立っている。彼が高く評価されているのは得点の数だけではない。イグアインセンターフォワードとして、プレーバリエーションが多い。エリア内で絶好のポジションを取り、ボールを受けることもできるし、ペナルティエリア外でポストプレーをし、周りの選手の指揮もできる。そして、彼のプレーの1番の特徴はどのサッカースタイルにもすぐフィットできることです。

今年のユーベでは様々なスキルを見せている。ロングボールに対してもショートボールに関しても裏を狙うタイミングは抜群。彼の動きでウィングハーフのためのスペースが開く。そして、自分でボールを持ってプレイメークをする場面も少なくない。

ユーベが強大な金額でイグアインを獲得した時はまさにこういったパーフォーマンスを見たかったと思う。そして、ユーベの選手として、もうそれが見られないと、私も含めて多くの人が思っていただろう…。

しかし、彼はスタメン争いに負けずにユーベがずっと求めていた輝きの選手になった。もしかしたら、これからはユーベでずっとフル出場できると思っていたロナウドがスタメン争いに巻き込まれるかもしれません…。



(出典 news.nicovideo.jp)