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過去にバイエルンの監督就任に近づいたエピソードも告白

 バイエルン・ミュンヘンは3日にニコ・コバチ監督を解任したが、その後任監督はまだ決まっていない。一部では、前アーセナルのアーセン・ベンゲル監督の就任が噂されているがカタール資本の衛星放送「ビーイン・スポーツ」で解説を務める70歳のフランス人監督は、オファーがあれば前向きに考える姿勢を見せた。

 ドイツ語も問題なく使いこなせることを明らかにしたベンゲル氏は、「バイエルン・ミュンヘンとの話し合いを拒否したことはない。なぜなら、私は30年にわたってあのクラブを率いてきた人たちを知っている。昔、昔、バイエルンに行く寸前だったこともあるんだ。今、私が言えるのは、それだけだ」と、ドイツ王者の首脳陣と良い関係にあることを匂わせた。

 さらに「バイエルンで仕事をしてみたいか?」と追及されたベンゲル氏は、「現時点で、私は彼らと全く話し合いをしていない。引き受けるかは分からない」と言い、自身がどのような身の振り方をしたいか、考えを明かした。

「私は自分がやりたいことをやりたい。ピッチに戻るかどうか、まだ決めていないんだ。今、私は自分が取り組んでいることを幸せに感じている。だが、同時にピッチを恋しくも思っている。だから、非常に難しい判断になる。その判断は数日、もしくは数週間で下すことになるだろう」

 バイエルンドイツサッカーについて、最も素晴らしいと感じている点を問われると、「彼らは常に責任をもってプレーすることだ」と述べた。「バイエルンは常にポゼッションが高く、ボールを握ることを恐れない。相手のゲームを奪い、試合を支配する。歴史的にも彼らは常にそうしてきた。歴史的にも、ポジティブサッカーをやりたがるクラブだ」と答えている。

 トットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督、現在フリーとなっているジョゼ・モウリーニョ氏、マッシミリアーノ・アッレグリ氏もバイエルンの新監督候補に名前が挙げられているが、ブンデスリーガ8連覇、UEFAチャンピオンズリーグ制覇を目指すクラブを、誰が率いることになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

ベンゲル氏がかつてバイエルンとの接触があったことを明かした【写真:Getty Images】


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