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 日本サッカー協会は6日、FIFAワールドカップ カタールアジア2次予選のキルギス戦とキリンチャレンジカップ2019のベネズエラ戦に臨む日本代表メンバーを発表した。

 今回、発表されたメンバー表は2種類。キルギス戦とベネズエラ戦では9選手が入れ替わっていた。その理由について、森保一日本代表監督は会見の冒頭で「これまで日本代表の活動に招集できなかった選手を招集して、彼らを新たな日本代表の戦力として戦術理解を高めてもらう活動にしたいと思っている」と説明。「これまでの日本代表の活動で招集しきれていなかった素晴らしい選手たち、力を持った選手たちがいることをベネズエラ戦で感じたい」と語った。

 ベネズエラ戦で新たにチームに加わるのは中村航輔、車谷紳太郎、井手口陽介、オナイウ阿道ら、Jリーグで活躍する9選手。そのうち初招集は「今と未来の両方を見てバランスを考えて招集した」と語る1995年、96年生まれの若い4選手(進藤亮佑、荒木隼人、古橋享悟、オナイウ阿道)たちだ。さらに今夏、ガンバ大阪に復帰した井手口陽介については、「本来のパフォーマンスに近づいてきている」と評価した。

 その一方で、海外組の選手たちも両試合に招集された選手と、キルギス戦だけに招集された2組に分かれる。「ポイントはいくつかあるが」と前置きした上で、「ヨーロッパ組の選手のコンディション等々を考慮して、よりいい状態でチームに戻ってもらい、自チームポジションをつかんでもらうこと、パフォーマンスを挙げてチーム内で存在を発揮してもらいたい」と、指揮官は狙いを明かす。ただ、その選考の基準については「出場数や時間、現在のコンディションという線引きはしていない。いろいろなことを考慮しながら決めた」と補足した。

 日本代表11月14日キルギスのビシュケクでキルギス代表とのW杯アジア2次予選に臨み、その後メンバーを入れ替えて、19日には大阪のパナソニックスタジアム吹田でベネズエラ代表と対戦する。

「個人としても、日本代表としても経験値を上げて、日本サッカー界全体の底上げにつながっていくと思っている」。勝利することは大前提だが、この2試合はそれぞれに意味のある試合になりそうだ。

昨日のU-22日本代表メンバー発表に続き、日本代表のメンバー発表を行った森保一日本代表監督


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