no title


サイドの一番手は伊東が有力 冨安不在の最終ラインタジキスタン戦と同じ顔ぶれか

 日本サッカー協会は6日、14日のカタールワールドカップ(W杯)アジア2次予選キルギス戦(ビシュケク)と、19日のキリンチャレンジカップベネズエラ戦(吹田)に向けた日本代表メンバーを発表した。総勢32人、異例の2チーム“分割編成”となったなか、予選4連勝を懸けたキルギス戦のピッチに立つメンバーを占う。

 DF陣では従来、吉田麻也サウサンプトン)のパートナー最有力である冨安健洋(ボローニャ)は10月モンゴル戦で負傷して今回は未招集。佐々木翔(サンフレッチェ広島)が約7カ月ぶりに復帰したが、アジア2次予選タジキスタン戦で起用した酒井宏樹マルセイユ)、植田直通(セルクル・ブルージュ)、吉田、長友佑都ガラタサライ)と見るのが有力だろう。

 ボランチは軸の1人である柴崎岳(デポルティボ・ラ・コルーニャ)が所属クラブで2戦連続出番なしと試合から遠ざかっているが、これまでの森保一監督の起用を考えれば、柴崎への信頼は揺らがない。競争が熾烈なのは残る一枠で、10月のW杯予選2連戦では遠藤航(シュツットガルト)と橋本拳人(FC東京)が1試合ずつ出場。今回、2019年3月以来の招集となった山口蛍ヴィッセル神戸)がどこまで2人に食い込めるか。

 2列目は堂安律(PSV)と18歳久保建英(マジョルカ)がU-22日本代表の活動に参加するため、招集が見送られた。レギュラー最右翼だった堂安が不在の右サイドは、“繰り上がり”で伊東純也(ヘンク)が一番手と見ていいだろう。10月モンゴル戦でも3アシストマークし、大きくアピールしている。森保体制では中島翔哉ポルト)のバックアップを務めている原口元気ハノーファー)を右サイドに回すのも選択肢の一つになりそうだ。

 堂安、そして1トップのFW大迫勇也ブレーメン)が不在のため、トップ下の南野拓実(ザルツブルク)と10月の活動でも10番を背負った中島には、これまで以上に攻撃を牽引する働きが求められるだろう。

大迫不在の1トップは永井と鈴木が争う構図か

 太ももの負傷で欠場が続いていた大迫は、11月2日フライブルク戦で戦列復帰して1アシストマークしたが、森保監督は招集を見送った理由として「彼の直近の試合を映像で確認してメディカルスタッフが所属チームと連絡を取り、状態を把握した。プレーしているので招集も可能だったかもしれないが、よりコンディションのいい選手を招集させてもらおうということ」と説明。永井謙佑(FC東京)と鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)が1トップの座をかけて争うことになりそうだ。

「相手のプレッシャーがかなり強い時間帯で、難しい戦いを強いられたなかでも、もっと良い形でボールを動かして相手のゴールに迫っていく攻撃のクオリティーを上げなければいけないと思っている。攻撃から守備に切り替わった時、選手たちが相手にプレッシャーをかけてくれたが、そこに少し迫力を欠いて、圧力やプレッシャーがかからずに局面を突破されて後手を踏んだ面がある。基本的には切り替えを早くすることや、プレッシャーをかける時は相手が圧力を感じるような迫力のものでなければいけないと思っている」

 敵地タジキスタン戦で出た課題を修正し、キルギス戦でW杯予選開幕4連勝を飾りたい。(Football ZONE web編集部)

キルギス戦予想布陣【画像:Football ZONE web】


(出典 news.nicovideo.jp)