Why JAPAN? 私が日本でプレーする理由
ジュビロ磐田 カミンスキー(1)
今年27シーズン目を迎えているJリーグは、現在、じつに多くの国から、さまざまな外国籍選手がやってきてプレーするようになっている。彼らはなぜ日本でのプレーを選んだのか。日本でのサッカーや、日本での生活をどう感じているのか? この連載では、彼らの本音を聞いていく。
◆ ◆ ◆
9月中旬、ジュビロ磐田のトレーニング場には、残暑というより、真夏の陽気がそのまま続いていた。インタビューに指定されたモダンな部屋にも、大きな窓から陽射しが差し込んでいた。「ハロー!」と言いながら、クシシュトフ・カミンスキーがやってくると、そこはさらに明るくなったような気がした。このポーランド人守護神の自然な笑顔と快活な言動によって。
「インタビューは30分? そんなことは言わずに、もっとたくさん話そう。今日は時間があるんだ」
そんな風に、現在28歳のGKは何事にも前向きに臨むようだ。フットボールのキャリアも、まずはトライするところが出発点だったという。
「正直に言うと、最初はGKをやりたくなかったんだ」とカミンスキーは打ち明ける。
「元々はウイングだった。でもたしか12歳の頃に、セミプロのクラブから練習に誘われて、そこでコーチに勧められたんだ。あまり気が進まなかったんだけど、まずはやってみようと思って。そうしたら、ものすごく楽しくてね。周りの人にも褒められて、その気になっていったよ」
2歳年上の兄ラドスラフ(2015年に藤枝MYFCに所属したDF)と「いたずらばかりしていた」少年は、そこからプロのGKを目指すようになり、ついには夢を叶えた。母国の4部リーグのチームを皮切りに、4年で1部リーグに到達。ポーランドの古豪ルフ・ホジュフでプレーし、契約最終年の3年目の冬に磐田からオファーを受けた。2014年12月のことだ。
しかし日本を含むアジアのリーグに、ポーランド人選手が在籍した前例は少ない。だから決断にはそれなりに時間を要した。それでも、もとよりポジティブに挑戦を好む性質と、磐田側の熱い想いがカミンスキーを未踏の地に向かわせた。
>>2以降に続く
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191029-00875970-sportiva-socc
>>1
「服部(年宏強化本部長)さんが興味深いプロジェクトを話してくれたんだ。ジュビロは当時、J2を戦っていたけど、過去には多くのタイトルを獲得した名門クラブで、J1に戻らなければならない。そのために力を貸して欲しいと言われた。ただ、遠く離れた日本のことはあまりイメージできなかったので、3週間ほど考えさせてもらったんだ。
その間に、アジアのフットボールに詳しい人から、Jリーグのことを聞いたよ。スキルフルな選手が多く、レベルの高いリーグだと彼は言っていたね。それから僕は外国で生活してみたかったんだ。異なる文化に身を置けば、選手としてだけでなく、人間としても成長できるはずだと思うからね。そうだ、トライしてみよう、と決心するに至ったんだ」
渡日後、カミンスキーはすぐにその選択が間違っていなかったと感じた。クラブはきちんと運営され、スタッフやチームメイト、コーチ陣は新しい仲間を歓迎した。彼らは右も左もわからないポーランド人GKに、ピッチの内外で手を差し伸べてくれたという。
「国外での生活は初めてだったし、しかもそれが欧州とは大きく異なる文化を持つ日本だ。でも周りの人たちが本当に好意的に接してくれるから、何も問題はなかった。クラブと日本に心から感謝しているよ。
辛いのは、この気候くらいだね(笑)。とくに初めての夏は、かなりきつかった。ポーランドでずっと生活してきた僕には、信じられないほどの蒸し暑さなんだ。徐々に慣れているとはいえ、いまも練習中に顔が真っ赤になってしまうことがあって、よくチームメイトに茶化されているよ」
磐田に在籍して4年半が過ぎたが、日本の夏の暑さにはまだまだ苦労しているようだ。ただし生活そのものには、もうすっかり慣れたとカミンスキーは話す。とてもうれしそうに。
「日本人はすごく親切で、どこに行っても、誰かが助けてくれる。日本語がまったく読めない僕がまごまごしていると、必ず声をかけてくれるんだ。他者、とくに年上の人を敬う姿勢はすばらしいと思う。それにすごく安全だから、妻が夜にひとりで買い物に行っても心配はない。
僕自身、そんな環境に慣れてしまっていて、一度、ポーランドに戻った時にも同じ感覚でスーパーマーケットに行ったら、財布を盗られちゃってね。買い物かごに財布を入れていた僕が悪いんだけど、日本だったら何も起こらないよ」
昨年に結婚した彼の妻も、同じくポーランド人だ。彼女は食卓に母国の料理のほかに、日本食も出すらしい。
「彼女は餃子が大好きだから、少なくとも週に1度は食べているよ。二人とも日本食が好きで、そばやラーメン、カツ丼、寿司、焼肉などを楽しんでいる。あとは浜松の名物、うなぎも。唯一、納豆だけは苦手だけど、梅干しはいけるよ。リカバリーにもいい*」
ここまで早口の英語で明るく話し続けたカミンスキーだが、チームが低迷する今季は、オフにも簡単に気持ちを切り替えることはできないという。当然だ。チームは最下位に沈んでいるのだから。それでもこうして初対面のインタビュアーに心を開いて会話できるのは、なぜだろう。
「あなたもわかるかもしれないけど、外国に出ると自然とオープンになっている自分に気づくんだ。自分が生きてきた世界と異なる環境では、オープンでなければやっていけない。それもまた成長だと僕は思う。日本に来て正解だったよ」
(つづく)
クシシュトフ・カミンスキーKrzysztof Kaminski/1990年11月26日生まれ。ポーランドのノヴィ・ドヴォル・マゾヴィエツキ出身。ジュビロ磐田所属のGK。ポーランド国内のチームを渡り歩き、2015年から磐田でプレー。クラブのJ1昇格に貢献し、J1では通算100試合出場を達成している。オストロウェンカ→シェドルツェ→ヴィスワプロック→ルフ・ホジュフ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191029-00875970-sportiva-socc&p=2
>>1
ちな餃子は石松餃子な
カミちゃんに紹介したらえらく気に入ってくれたわ
気さくな人だな
来季はジェフ千葉で頑張って
>>7
内定なの?
磐田が降格したら争奪戦が起こるだろうな。
>>8
既に争奪戦始まってるんだろ
八田の控えだし
戦いよりも昼寝が好き
>>12
カミンスキーは寝坊助じゃねーぞ
ミカンスキーに見えた
>>15
土田おつ
>>15
俺も
い、い、1歳だと!?
>>20
なんであんな表記すんだろな
こいつはいい選手だとは思うがキーパーで外人枠使うのはもったいないわ
>>26
5人もでてるチーム少なくね?
>>26
外国籍のGK多いよ
>>26
GKこそ日本人選手が一番不足してるポジションだろう
>>37
最近はそうでもない
ごり押ししてた朝鮮人達もいつの間にやら壊滅状態だしなw
>>37
それはJリーグ初期の話
キーパーが弱いからシュート打てば入るし、コーチで来日したシジマールが大活躍したくらいだから
>>44
今でも水準低いだろ。
韓国人が何人も来てるぐらいだし。
>>93
アジア枠なくなって激減しているよ
>>26
今じゃJ1の半分近くが外国籍だけどな
この人来るまではGKに外国人ってかなりリスキーなイメージだった。野球だと未だに外国人捕手獲らないし。
この人より仙台のポーランドGKの方が上手いらしいね
>>35
代表経験あるからな
Jで言うと瓦斯の林と大分のGKぐらい違う
>>35
ディアズ
ふふふ、日本の夏は良い思い出になるだろ
スタミナ食の鰻に浜松餃子に梅干しはその為に有るようなもんだ
>>46
もうカキフライも出始めてますな。
スーパー行くだけで財布取られるってどういうことなの
>>47
スーパーの中じゃなく、海外では車でも
女性が一人で外出するのが危険
チームがJ1最弱で尚且つ新監督がベテランGKを好み自身は控え降格
こんな環境で来年もやるとは思えん
移籍不可避やろ…
>>48
そう思って読むと、加部に「30分じゃなくたくさん話そう」や
「妻と一緒に日本になれてますよ」といった内容が意味深になるね
ベガルタのキーパーは年俸1千万だったんだっけ?
そりゃ日本に来たら正解と思うだろ
>>54
スウォビィクって1000万なのか
ポーランド代表クラスでそれはお得だ
監督代わってつかわれなくなったよな
>>59
移籍するんじゃね?
ドイツ2部とか、カミンスキー級のGKなら大勢いそうだけど
全然日本に来ないね
J1より給料良いんだろうか?
>>62
イングランド2部とドイツ2部は平均5000万円以上だから絶対来ない
>>66
高いなw
>>62
安いでしょ
東欧の一部リーグならJ1の方が良いだろうけど
>>62
仙台に来たポーランド人GKヤクブ・スウォビィクは
ポーランドのときの年俸は約1000万円(税込み?)と発言してたが
ポーランドには餃子に似たピエロギという料理があるんだぞ
ウィッチャー3で知ったんだけど
>>63
ウィッチャーってポーランド舞台なのか
日本ではまだまだGKというポジションの人気が
高くないから競争力も生まれずレベルも上がらないよなあ
日本も外国みたいにGKやりたがる子供が増えればいいんだけど
もしJにシュテーゲンとか来たら不動の正ゴールキーパーだろうな
>>71
シュテーゲンが製ゴールキーパーになれないチームなんてないだろw
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