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インテル戦の決勝ゴールクラブ公式SNSが脚光 「なんてシークエンスだ!」

 イタリア絶対王者ユベントスは、現地時間6日に行われたセリエA第7節でインテルと敵地サン・シーロで対戦した。前節終了時点で無敗同士の首位攻防戦となった“イタリア・ダービー”は、序盤から白熱の展開となり2-1でユベントスが勝利したが、後半35分に生まれた元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインゴールが華麗なパスワークの末に生まれたと話題になっている。

 1位と2位が激突した大一番は、ユベントスが開始早々の前半4分にアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラのゴールで先制。同18分にインテルアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスのPKですかさず同点に追いつくと、その後はスコアが動かぬまま終盤へ突入する。そして後半35分、ユベントスは中央を崩すと、ウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールのパスを受けたイグアインが冷静に決勝点を決めた。

 ユベントス公式インスタグラムは18日、この決勝点が生まれたシーンの動画を公開。「24本のパス…10人の選手…1つの決勝ゴール! なんてシークエンスだ!」と綴り、一連の美しい流れの映像を加工しながら伝えている。

 スタートは敵陣左サイドでのスローインから。これを最終ラインオランダ代表DFマタイス・デ・リフトが受けると、いったん自陣に下がりながらイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチに渡してビルドアップを開始する。ここでリズムを作るのはアンカーの位置にいるボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチで、左サイド、右サイドと動きながらボールを引き出しさばいていく。

 16本目から中央のピャニッチが縦パスを入れる回数が増え、チーム全体が徐々に前進。右サイドコロンビア代表MFフアン・クアドラードからボールをもらったベンタンクールが、中央のピャニッチに21本目のパスを通すと縦のスペースへと走り出す。そしてピャニッチが前線のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにくさびのパスを通すと、ワントラップ後に走り込んだベンタンクールに23本目のパスが通る。そしてウルグアイ代表の新星は、これをダイレクトで右で待ち構えたイグアインラストパスを送り、決勝点が生まれた。

 この映像が投稿されると、公開から約1日で再生回数が350万回を突破。コメント欄では「これぞサッリボールの戦術」「カルチョの説明書」「ユベントスのような動きは見たことがない」「ファンタスティック!!! ミラノでカルチョを教えた」「崇高だ」「神モード」など、感嘆の声が多く寄せられた。

 今季就任したマウリツィオ・サッリ監督の下、ポゼッションをベースとした戦術“サッリボール”にトライしているユベントスインテル戦の決勝ゴールを見る限り、その効果は出ているようだ。(Football ZONE web編集部)

ユベントスの芸術的な連係弾が話題【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)