(出典 www.football-zone.net)



 バルセロナのエルネスト・バルベルデ監督が、レアル・マドリードとの伝統の一戦“エル・クラシコ”が延期される可能性について言及した。17日、イギリスメディアBBC』が伝えた。

 今シーズン最初の“エル・クラシコ”は、10月26日バルセロナホーム『カンプ・ノウ』で開催される予定だ。しかし、バルセロナカタルーニャ州では2017年カタルーニャ独立運動の中心となった政治家たちに実刑判決が下されたことを受け、独立を支持する市民による大規模なデモが発生。デモは4日目に突入し、州全体で少なくとも96名の負傷者が確認されている。

 このような状況下で“エル・クラシコ”を開催することには、スペインサッカー連盟(RFEF)とリーガ・エスパニョーラ運営が難色を示している。そのため、レアル・マドリードの本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』での開催や、12月18日に試合を延期することなどが提案されている。

 そんな中、バルベルデ監督もこの問題に言及。日程通り26日にカンプ・ノウで試合が行われるのが理想だと語った。

「RFEFやリーガは、(26日が)特定の異なる状況にあると確信しており、私たちも今週が平凡なものではないことを知っている。しかし、私たちは(26日に)ホームで試合をすることを望んでいる。クラシコがベルナベウで行われるとは思っていないよ。試合がスケジュール通り行われることを望んでいるよ。開催まであと9日もあるんだ」

 また同監督は、「これは社会の人々とファンが多くのことを実証するチャンスだ。『試合は行われないだろう』という意見を取り除きたい。試合を通常通り開催することで、そのことを忘れるということを示せるんだ」ともコメント。“エル・クラシコ”が、スポーツは政治と無関係であるとアピールする絶好の機会となると主張した。

 RFEFの競技委員会は、両クラブの意見も聞いた上で、24日までに委員の投票によって決断を下すことになる。

日程通りのクラシコ開催を希望するバルベルデ監督 [写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)