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ファウル判定を取ってもらったボヌッチとロッキ主審が“不適切”なハイタッチ&握手

 ユベントスイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが“渦中の人”となっている。現地時間6日に行われたセリエA第7節インテル戦で、相手からファウルを受けた直後に主審とハイタッチをかわし、不適切なジェスチャーとしてSNS上で議論が過熱中。スペインメディアは、2006年イタリアサッカー界を騒然とさせた「カルチョポリ」(カルチョスキャンダル)のフレーズも出して報じている。

 前半4分にアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラのゴールで先制したユベントスは、一度はPKで同点に追いつかれたが、後半35分に途中出場のアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが決勝点を挙げ、2-1で“イタリア・ダービー”を制した。

 そのなかで物議を醸しているのが、1-1の同点で推移していた後半32分のシーンだ。ユベントスは右サイドから攻め込まれると、インテルオランダ代表DFステファン・デ・フライにヘディンシュートを放たれた。これがブラジル代表DFアレックスサンドロの右腕に当たり、インテルハンドを主張したが、ジャンルカ・ロッキ主審はデ・フライがボヌッチを後ろから押したとファウルの判定を下した。

 その直後、プレーの再開位置を指差しながら歩いてくるロッキ主審に対し、ボヌッチは判定を称えるかのように右手を出し、2人はハイタッチ。がっちりと握手をかわし、ボヌッチはロッキ主審の背中をポンと叩いてプレーに戻っていった。

 この2人のやり取りを受け、スペイン紙「マルカ」は「イタリアで論争を引き起こしたボヌッチと審判ロッキのジェスチャー」と見出しを打ち、「ファウルユベントスに有利に吹かれた後、試合中に2人のハイファイブ(ハイタッチ)が見られた。2人の“事件”はソーシャルメディアで広まった」とレポート。スペイン紙「AS」も、「ホイッスルが吹かれた後、ボヌッチとレフェリーのこのジェスチャーが様々な種類の論争を呼んでいる。カルチョポリの後、ユーベは常に焦点内にある」と伝えている。

 昨季のUEFAヨーロッパリーグ決勝も裁いたロッキ主審の判定自体は妥当で、ボヌッチのプレーにも問題はなかったが、その後のジェスチャーによる波紋は拡大している。(Football ZONE web編集部)

ユベントスDFレオナルド・ボヌッチ【写真:Getty Images】


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