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【現地発】シャルケで一時代を築いた内田 「彼のユニフォームを持っていない女性ファンなんていなかったわ!」

「DAZN」が独占放送するUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の開幕戦が行われた現地時間9月17日ドルトムントは本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクにバルセロナを迎え撃った。試合はスコアレスドローに終わったものの、現地は約8万人超のサポーターがCLのアンセムがかき消すほどの大歓声を送り、世界最高峰の熱狂に包まれた一戦となった。

 試合翌日、足を運んだのはルール地方に位置する工業都市ゲルゼンキルヘン。ドルトムント最大の宿敵であるシャルケ04の本拠地として認識されている。“ルールダービー”では日本代表MF香川真司(現レアル・サラゴサ)が強いインパクトを与える活躍を披露し、ドルトムントサポーターの心を掴んだが、この街の人々が最も愛している日本人選手はJ1鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人だ。

 内田は2010年から7年間シャルケに在籍し、全盛期は不動の右サイドバックとして立場を確立。当時、右サイドハーフのペルー代表MFジェフェルソン・ファルファン(現ロコモティフ・モスクワ)との連携はシャルケ最大のストロンポイントとして、攻撃の起点となっていた。また、加入初年の10-11シーズンではCL準決勝まで駒を進め、日本人選手として初のベスト4進出。十分すぎる実績を誇っているが、驚かされたのは現地での内田の愛されぶりだった。

 ゲルゼンキルヘンに降り立ったのは平日の夕方頃だったが、街の広場では多くの屋台が出ており、老若男女問わずビールを片手に盛り上がりを見せていた。ベンチで一休みしていると、ご年配の男性がやってきて隣に座り、「どこから来たの? アジアから?」と尋ねられ、「日本から来ました」と答えると、「オー! ウッシー!」と笑顔を浮かべていた。

 広場に隣接しているシャルケのオフィシャルショップに入ると、営業終了時間が迫っていたこともあり、来客はいなかった。店内を一周した後、レジを打っていた女性定員に声を掛け、内田が今でも人気があるのか尋ねてみると、「ウッシー? もちろんよ! 彼の大ファンだったもの! 今はまだ日本でプレーしているんでしょう? 彼は本当にナイスガイだったわ!」と興奮気味。「ちょっと待ってて!」と、店内にいたもう1人の女性店員も呼んできた。

 ドイツ語で何かを伝えると、その女性店員が目を見開いて「え!日本人? 私もウッシーが大好きだったの! 彼のユニフォームを着て毎試合スタジアムに足を運んでいたわ! ファンは全員がウッシーに恋していたの! 彼のユニフォームを持っていない女性ファンなんていなかったわ!」と大きなジェスチャーを交えて力説。「彼に会ったら、引退後は彼にここへ戻ってくるよう伝えておいて!」と、念を押すほどの熱の帯び様だった。

 シャルケを去って2年の月日が経ったが、本拠地ゲルゼンキルヘンの人々の中で内田は一切色褪せることなく愛され続けており、国籍問わず愛されることこそが内田というサッカー選手の最大の魅力の一つであることを実感する時間となった。(Football ZONE web編集部)

シャルケ時代の内田篤人【写真:Getty Images】


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